📌 この記事でわかること
- 「普通の好き嫌い」と「発達特性」を見分けるポイント
- 一見「個性的な子」が実はASDだった私の体験
- 特性に気づいたとき、親がまず考えたいこと
「うちの子、電車の時刻表を全部覚えてるんだけど…これって普通?」
「好き嫌いが激しすぎて、給食のたびに大騒ぎ。もしかして特性?」
子育てしていると、ふとこういう疑問が浮かぶことありますよね。
「これってただのこだわり?それとも発達障害の特性?」
私も、長年この問いと向き合ってきました。
ASDの次男、ADHDの長男——二人のまったく違う「特性」を持つ子を育てながら、気づいたことをお伝えします。
😲 「この子、普通と違う」と気づいた瞬間
次男は保育園時代は「クラスのアイドル」でした。
天真爛漫で、面白いことをする子。
他の子が真似するほどの個性があって、「この子、魅力的だな」と思っていたんです。
でも年中になって、周りの子たちが少しずつ「ルール」を覚え始めても、次男だけが変わらず自分のペースで動いていた。
「なんで列に並ばないの?」
「なんで先生の話を聞けないの?」
周りのママからそういう目で見られるようになって、初めて「あれ?」と思いました。
⭐️ ここが大事!
「アイドルタイプ」「個性的な子」として愛されていた子が実はASDというケースはよくあります。かわいいから気づかれにくい——それがASDの見落とされやすさのひとつです。
長男の場合は、また別の気づき方でした。
保育園のころから、なんとなくボーっとしていた。
指示がうまく伝わらない。他の子とのコミュニケーションがかみ合わない。
「男の子ってこんなものかな」と思っていたんですが、保育園の先生から「市の支援員さんに相談してみては」と声をかけられて、そこから動き始めました。
🤔 「好き」が強すぎる——才能?それとも特性?
子どもが好きなことに夢中になるのは自然なこと。
でも「強すぎる」「長すぎる」場合は、少し立ち止まって考えたいポイントです。
| 観点 | 普通の「好き」😊 | 特性の可能性⚠️ |
|---|---|---|
| 興味の幅 | 電車も好きだし他にも興味あり | 電車だけ、など極端に狭い |
| 興味の移り変わり | 時期によってブームが変わる | 何年も同じ対象に固執 |
| 共有の仕方 | 一緒に楽しめる | 相手の反応に関係なく一方的に話す |
| 切り替え | ご飯やお風呂で中断できる | 中断が極めて難しくパニックになる |
次男は今でも、好きなことには驚くほど集中します。論理的な思考が得意で、記憶力が高い。
これはASDの特性でもあるけれど、同時に「才能」でもあると思っています。
「特性だから問題」ではなく、「特性だから伸ばせる部分がある」という視点を持つようになりました。
😫 「できない」が続く——しつけの問題?それとも特性?
長男のことで、一番悩んだのが「感覚過敏」でした。
気温30度の夏でも、長袖・長ズボン。
冬も同じく薄い長袖・長ズボン。
「暑くないの?」と聞いても「別に」と言う。
「半袖にしてみたら?」と提案しても断固拒否。
最初は「おしゃれへのこだわり?」と思っていましたが、これは服の素材・肌への感覚過敏が原因でした。
半袖にすると「腕が気になる」「風が当たる感じが嫌」という感覚が強く、集中できなくなるんです。
❌ 「暑いのに長袖=わがまま・こだわり」
✅ 「感覚が敏感すぎて、それ以外の服では辛い」
親が「なんで?」と思っていることの多くに、本人なりの理由があります。
「しつけの問題」と片付ける前に、「もしかして感覚の問題?」と考えてみると、関わり方が変わってきます。
| 観点 | 普通の「できない」😊 | 特性の可能性⚠️ |
|---|---|---|
| 忘れ物 | 注意されれば改善する | 毎日・声かけしても改善しにくい |
| 生活習慣 | 遊びに夢中で遅れることがある | 毎日同じことでつまずく |
| 感覚面 | 苦手な食べ物がある | 音・光・衣服で日常生活に影響 |
| 人との関わり | 気分で口答えする | 相手の気持ちが読めず同じトラブルを繰り返す |
⭐️ 見極めのカギは「年齢とともに自然に改善するかどうか」です。
声かけや工夫で少しずつ変わるなら経過観察。
何年たっても同じパターンが続くなら、専門家に相談してみる価値があります。
🌱 「特性かも」と気づいたとき、親がまず考えたいこと
「もしかして特性かも」と感じたとき、焦らなくていいです。
でも、こんな2つの問いを持ってみてください。
- 🏡 生活に支障が出ているか?(毎日の着替え・食事・睡眠・登校など)
- 🤝 人間関係に影響があるか?(友達とのトラブル・先生との関係など)
この2つに「はい」が重なるなら、一度専門家(小児科・発達外来・市の相談窓口)に話を聞いてもらうことをおすすめします。
私が後悔しているのは、長男のとき「もう少し様子を見よう」と動くのが遅れたことです。
小学校入学のタイミングで支援のつながりが途切れ、3年生まで診断がつかなかった。
「早く気づきすぎて損」ということはないです。
早めに動いた方が、子どもも親も楽になれます。
📝 まとめ
- ⭕️ 「個性」と「特性」は見た目が似ていることがある
- ⭕️ 「かわいい・アイドルタイプ」の子も特性を持っている場合がある
- ❌ 「しつけの問題」と決めつける前に、感覚の問題を疑ってみる
- ⭕️ 生活・人間関係への影響が続くなら早めに専門家へ
- ⭕️ 特性は「問題」だけでなく「才能」の側面もある
「普通かな?特性かな?」と悩んでいるあなたの直感は、たいてい正しいです。
気になったら動く。それが子どもにとっての一番の贈り物だと思います。
同じように悩んでいる方、ぜひコメントやXで教えてください☺️
📚 発達障害の人が見ている世界
「なぜそんなことをするの?」と思った瞬間に読んでほしい一冊。ASD・ADHDの子が実際にどう世界を感じているかが、精神科医の言葉でわかりやすく書かれています。私も読んで「そういうことか」と何度も腑に落ちました。


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