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📌 この記事でわかること
- 発達障害と似た困り感を持つ「LD・DCD・場面緘黙・愛着障害」の特徴
- それぞれが発達障害とどう違うのか、どう見分けるか
- 「診断名」より大切なこと——困り感に寄り添うための視点
「発達障害と言われたけど、なんか少し違う気がする」
「うちの子の困り感、ADHDやASDの説明と合わない部分がある」
そう感じたことはありませんか?
実は発達障害と似た困り感を持ちながら、別の診断名がつく状態があります。
また、ADHDやASDに「併存」することも多い。
今日は「発達障害と混同されやすい4つの状態」について整理します。
発達障害と「よく似た困り感」を持つ診断がある
子どもの困り感を見ていると、「ADHDっぽいけど少し違う」「ASDと言われたけどこの部分は説明できない」と感じることがあります。
それは、発達障害以外にも似た特性を持つ状態があるからです。
代表的なのがこの4つです。
✅ LD(学習障害)
✅ DCD(発達性協調運動障害)
✅ 場面緘黙症
✅ 愛着障害
それぞれ見ていきましょう。
LD(学習障害)——読む・書く・計算だけが極端に苦手
LD(学習障害・Learning Disability)は、知的発達は標準的なのに、「読む」「書く」「計算する」のどれかが極端に難しい状態です。
❌ 文字がうまく読めない(ディスレクシア)
❌ 文字を書くのが極端に苦手(ディスグラフィア)
❌ 計算・数の概念がどうしてもわからない(ディスカリキュリア)
ADHDと似ていますが、LDは「注意力や衝動性」の問題ではなく、「特定の情報処理」に困難がある点が違います。
ただし、ADHDとLDを両方持つケースも多くあります。
⭐️ここが大事!
「勉強が苦手」とひとくくりにされがちですが、LDは努力や根性でどうにかなるものではありません。適切なサポート(タブレット学習・読み上げ機能・補助道具)で大きく改善できる場合があります。
DCD(発達性協調運動障害)——「不器用な子」の困り感
DCD(発達性協調運動障害・Developmental Coordination Disorder)は、体の動きの「協調」がうまくいかない状態です。
❌ とにかく不器用——ハサミ・箸・鉛筆の使い方がなかなか身につかない
❌ 運動が極端に苦手——縄跳び・自転車・ボール投げがうまくできない
❌ 体のバランスが取りにくい——よく転ぶ・階段が苦手
❌ 字が汚い・まっすぐ書けない
「運動オンチ」「不器用な子」として見過ごされやすいのですが、本人にとっては毎日の生活で困り感が出ます。
ASDやADHDに併存することが多く、「発達障害があって、さらにDCDも」というケースは珍しくありません。
日本ではまだ認知度が低く、診断がつかないまま「練習が足りない」「やる気がない」と言われてしまう子もいます。
場面緘黙症——家では話せるのに学校では声が出ない
場面緘黙症(選択性緘黙)は、家族と話すときは普通に話せるのに、学校や公共の場では声が出なくなってしまう状態です。
❌ 家では普通に話すのに、学校では一言も話せない
❌ 先生から話しかけられてもフリーズしてしまう
❌ 返事・音読・発表が極端に難しい
❌ 「おとなしい子」として見過ごされやすい
「恥ずかしがり屋」や「わがまま」ではなく、不安が強くて体が反応できなくなっている状態です。
本人が一番苦しんでいる。
ASDと似た部分があるため混同されやすいのですが、場面緘黙症は「不安障害」の一種です。
ただし、ASDに場面緘黙が併存するケースも多いとされています。
⭐️ここが大事!
場面緘黙の子に「なんで話せないの?」「頑張って話してみて」は逆効果です。話せない場面でのプレッシャーが不安をさらに強めます。「話さなくてもいい」という安心の場を作ることが大切です。
愛着障害——発達障害と間違われやすい理由
愛着障害は、乳幼児期に養育者との安定した愛着関係が築けなかったことで起こる状態です。
❌ 感情のコントロールが難しい
❌ 人との距離感がうまくつかめない
❌ 突然のパニック・癇癪がある
❌ 信頼関係を築くのが難しい
これらの特性がASDやADHDと重なるため、「発達障害かもしれない」と思われるケースがあります。
大きな違いは「原因」です。
発達障害は脳の神経発達の特性から生まれるもの。
愛着障害は養育環境・関係性の中で生まれるもの。
ただし、発達障害があることで親子関係が難しくなり、愛着障害が重なるケースもあります。
どちらか一方、と決めつけず、専門家と丁寧に確認することが大切です。
大切なのは「診断名」より「その子の困り感」
LD・DCD・場面緘黙・愛着障害——それぞれ特性も原因も異なりますが、共通して言えることがあります。
「診断名が何であれ、その子の困り感は本物だ」ということ。
長男と次男を育てる中で私が学んできたのは、診断はあくまで「この子を理解するための地図」だということです。
地図を持つことで、支援の方向が見えやすくなる。
でも大事なのは、その子が今どこで困っているかを見ること。
「うちの子、発達障害って言われたけど説明と合わない部分がある」と感じたら、主治医や支援者に「他の可能性もありますか?」と聞いてみてください。
診断を見直すことは、子どもを諦めることじゃない。もっとその子に合った支援につながるための一歩です。
✅ LD・DCD・場面緘黙・愛着障害は発達障害と似た困り感を持つ
✅ それぞれ特性・原因・必要なサポートが違う
✅ 発達障害との「併存」も多い
✅ 診断名より「その子の困り感」を見ることが大切
✅ 「説明と合わない」と感じたら専門家に相談を
お子さんの困り感で悩んでいるお母さんに、今日の記事が何かのヒントになれば嬉しいです。



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