📌 この記事でわかること
- 高専の寮に、ADHDの長男に何を持たせたか(学校のリスト+家で足したもの)
- 狭い寮の部屋で、持ち物を厳選させた理由
- 薬・服・飲み物を「どう置くか」まで決めた、わが家の工夫
ADHDの長男は、高専の2年生です。家から離れた寮で暮らしています。
寮に入るときはもちろん、長い休みのあとに寮へ戻るたびに、持ち物の準備があります。学校からも持ち物のリストはもらいましたが、それは簡単なものでした。実際に暮らしてみて、「これは家で考えておかないといけないな」と分かったことがいくつもあります。
この記事では、長男の寮に何を持たせたかと、持たせたあとの「置き方」まで決めたことをまとめました。これから高専や寮のある学校に子どもを送り出す方の、ひとつの例になればと思います。
📋 学校のリストは「簡単なもの」だった
長男が寮に入ったのは、高専1年生の4月です。入寮のとき、学校から持ち物のリストはありました。ただ、書いてあるのは基本的なものだけ。そこから先は、家ごとに考えることになります。
まず気になったのは、部屋の狭さです。座椅子やクッションがあれば、もう少しゆったり過ごせたと思います。でも、寮の部屋は広くありません。あれもこれもと持ち込むと、部屋がすぐにいっぱいになってしまう。
そこで長男には、持っていくものを厳選させました。座椅子やクッションのように、あればうれしいものほど場所をとります。
寮生活そのものの様子は「高専の寮生活は発達グレーの子に合う?」に書いています。
👕 服は「いつもの薄い長袖」をたくさん
長男には、衣類の感覚過敏があります。夏でも冬でも、着るのは薄い長袖に長ズボン。気温が30度でも1度でも、同じ服装です。高専には制服がないので、毎日着る服がそのまま、この薄い長袖になります。
だから寮にも、薄い長袖をたくさん入れています。洗濯は週に1回、本人が自分でしています。
夏でも冬でも同じ服なので、季節ごとに服を入れ替える手間は、長男の場合あまりありません。感覚過敏のことは「ASD次男と感覚過敏の日々」にもまとめています。

🧃 コストコで、飲み物とおやつを箱買い
寮に戻る前は、コストコへ買い出しに行くのがわが家の恒例です。買うのは、お茶やジュースの箱買いと、おやつ。
長男はもともと、のどが渇いても自分から水分をとるのが苦手です。中学のころには、脱水になったこともありました。水分のことは「発達障害の子が水を飲まない」に詳しく書いています。

💊 薬は「置き場所」と「トレイ」を決めた
長男は、毎日飲んでいる薬があります。ADHDの薬と、アレルギーの薬です。ADHDの薬は、朝と晩の2回です。寮では、それを自分で飲まなければいけません。
そこで、どれがどの薬か分かるように、薬入れを作って渡しました。そして、薬の置き場所を決めました。毎日飲む分は、机の上のトレイに乗せておく。そこを見れば、今日飲む分が分かるようにしています。
こうしたのには、長男の特性もあります。中学1年のときに受けた発達検査で、覚えておきながら段取りを組む力が、ほかの力に比べて弱いと言われました。報告書には、絵や図、文字など目で見て分かる情報が助けになる、とも書かれていました。薬入れもトレイも、見ればわかるように、という考えで作りました。
ただ、本当にできているかどうかは、分かりません。本人は「やっている」と言います。でも、寮の部屋には親は入れないので、確かめようがないんです。
🌬️ 体のための持ち込みは、学校に相談した
長男は今年に入って、アレルギーの症状が強く出るようになりました。耳鼻科で検査をしたら、ホコリやダニなどの数値がかなり高かったんです。
この夏、寮のことで学校と面談をしたとき、空気清浄機とスティック掃除機を持ち込めないか、私からお願いしました。学校は快く受け入れてくれました。うちの場合、空気清浄機を持ち込んでからは、鼻炎が毎日続くことはなくなりました。
寮の部屋が足りないなか、しばらくのあいだ条件付きで一人部屋になったのも、この夏の面談でのことです。
寮によって、持ち込めるものには決まりがあると思います。体のことで必要なものがあれば、遠慮せずに学校に相談してみてよかった、というのがわが家の実感です。面談のいきさつは「高専の寮で、長男は何も言わなかった」に書きました。
🧳 準備は「自分でする」と言うけれど
持ち物の準備について、長男は「自分でする」と言います。その気持ちは大事にしたいところです。
でも実際には、足りないものや、まだ準備できていないものがたくさんあります。結局、私と一緒に確認しながら進めることになります。わが家では紙のリストは作っていないので、荷物を一緒に見ながら、ひとつずつ確かめています。検査の報告書の「支援の例」には、チェックリストやメモの活用も挙がっていました。
いまは通院のために毎月帰ってくるので、この確認の時間も毎月あります。
💴 お金は、決まった額だけ
持ち物とは少し違いますが、寮でのお金のことも書いておきます。1年生のとき、長男のお小遣いはずいぶん大きな額になっていました。そこで春休みに、お金の使い方をしっかり話しました。
2年生の4月からは、お小遣いは決まった額だけです。勉強とお金のことで、細かく声をかけるのはやめました。寮費や学費の実際の金額は「高専の学費・寮費、実際いくらかかった?」にまとめています。
⭐ここが大事!
寮の持ち物は、学校のリストだけでは足りません。部屋が狭いので、持っていくものは厳選する。服や飲み物は、その子の特性に合わせて量を決める。薬のように毎日のことは、置き場所まで決めて渡す。体のことで必要なものは、学校に相談すれば持ち込めることもあります。寮の部屋には親は入れないからこそ、持たせ方と置き方までが、親にできる準備だと思っています。
🍂 まとめ——部屋に入れないから、渡し方を考える
寮に入ると、子どもの部屋の中は、親からはもう見えません。薬を飲めているか、物をなくしていないか。気になることはたくさんあります。
それでも、本人の「やっている」を、ある程度は信じることにしています。そのうえで、いろんな心配は想像しておく。持ち物をそろえるときに、置き場所や量まで考えておくのは、その想像を形にしておく作業なのかもしれません。
寮に送り出す前の準備で迷っている方の、参考になればうれしいです。
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