※本記事にはPRが含まれます
📌 この記事でわかること
- 学習障害(LD)とADHDの「本当の違い」
- 「勉強が苦手」だけでは判断できない理由
- 私が実際に気づいた、わが子の特性との向き合い方
「うちの子、もしかして学習障害?」
そう思って夜中にスマホで調べた経験、ありませんか。
私もそうでした。
長男が小学3年生のとき、宿題に毎日1時間以上かかる姿を見て、
「これは普通じゃない。学習障害だ」と日記に書いたことを今でも覚えています。
でも実際に調べてみると——
私が「学習障害」だと思っていたものは、少し違っていました。
今日はその話をしたいと思います。
😟 私が「学習障害かも」と思ったきっかけ
長男は小学3年生の頃、宿題を前にするとぼーっとしてしまい、気づけば1時間、2時間が過ぎていく……そんな毎日でした。
「集中できないのは学習障害があるから?」
「読むのも書くのも遅いのは、何か障害があるから?」
そう思って調べるたびに、情報が多すぎて余計わからなくなる。
次男が保育園の頃も、「そろそろひらがなを」と思って机に座らせても、
5分も持たずにどこかへ行ってしまう。
「この子は学習障害なんじゃないか」と本気で心配していました。
でも後からわかったのは、2人が抱えていたのは「学習障害」とは別の特性だったということ。
知識があれば、もっと早く正しい支援に辿り着けたかもしれない。
そう思うと、今でも少しだけ悔しいです。
📖 そもそも「学習障害(LD)」って何?
学習障害(LD:Learning Disabilities)とは——
知的発達に遅れはないのに、「読む」「書く」「計算する」など特定の学習領域だけが極端に困難な状態のことです。
ポイントは「特定の領域だけ」というところ。
勉強全体が苦手なのではなく、たとえば——
- 文字は読めるのに、書くのが極端に苦手
- 計算はできるのに、文章題の意味が頭に入らない
- 話すのは上手なのに、音読だけができない
こういう「アンバランスさ」が特徴です。
「全部できない」は学習障害ではない可能性が高い、ということですね。
🤔 ADHDやASDと混同しやすいのはなぜ?
ここが一番ややこしいポイントです。
ADHDや自閉スペクトラム症(ASD)のある子は、学習の場面でも困ることが多いため、
「学習障害かな?」と思いやすいんです。
たとえばこんな場面。
- 宿題に集中できない → ADHDの不注意特性
- じっと座っていられない → ADHDの多動・衝動性
- 指示を聞いていない → ASDの聴覚処理・注意の向け方の特性
これらは「学習障害」とは原因が違います。
⭐️ここが大事!
ADHDは「注意や衝動性のコントロールの困難さ」
LDは「特定の読み書き・計算のメカニズムの困難さ」
根っこが違うんです。
もちろん両方を持っているケースもありますが、まず区別して考えることが支援への近道になります。
長男の場合は、ADHD(不注意優勢型)の特性で集中が切れていたのが主な原因でした。
「学習障害だ」と思っていた私の判断は、ズレていたわけです😅
📝 学習障害の3つの種類
学習障害には、主に3種類があります。
① 読字障害(ディスレクシア)
文字を正確に、スムーズに読むことが難しい状態。
音読が極端に遅い、文字を飛ばして読む、読んでも意味が頭に入らない……など。
知的には全く問題ないのに、文字の「解読」というプロセスだけがうまく機能しない状態です。
② 書字表出障害(ディスグラフィア)
文字を書くことに極端な困難がある状態。
字が極端に汚い、文字が反転する、書くのに異常に時間がかかる、書くと考えることができなくなる……など。
「頭ではわかっているのに、手が追いつかない」という感覚に近いかもしれません。
③ 算数障害(ディスカリキュリア)
数の概念や計算のプロセスが理解しにくい状態。
数字の大小がわからない、繰り上がりの概念がつかめない、暗算がほぼできない……など。
「なぜ答えがそうなるのかが、どうしても頭に入ってこない」という感じです。
💪 「LD=勉強ができない子」ではありません
「学習障害がある=勉強がまったくできない」ではありません。
むしろ、LDのある子は「特定の弱点以外はとても得意」ということが多い。
- ✅ 音読はできないけど、口頭の説明は完璧
- ✅ 漢字は書けないけど、理科の実験は誰より得意
- ✅ 計算は苦手でも、図形の把握力は抜群
このアンバランスさこそが、LDの特徴です。
「どこで詰まっているのか」を正確に把握することで、その子に合った学び方を見つける糸口になります。
🏥 気になったら「アセスメント」を受けてみて
「うちの子、もしかして……」と思ったら、専門家に相談することをおすすめします。
WISCなどの知能検査や読み書きの専門検査を受けると、「どの領域に困難があるか」「ADHDとLDが重なっているか」などが見えてきます。
相談先の例:
- 発達支援センター・児童相談所
- 小児科・発達外来
- 学校の特別支援コーディネーター
- 放課後等デイサービス
私が長男の診断を取得したのは小学3年生のとき。
小児科→大学病院MRI→発達外来という流れを経ました。
「診断を取ったことで、学校の支援が一気に手厚くなった」という実感があります。
正確に知ること、それ自体が支援のスタートラインなんです。
📚 発達障害の子の「見えない困難」を理解したいなら
『発達障害の人が見ている世界』(岩瀬利郎 著)は、ADHD・ASD・LDそれぞれの特性を「当事者目線」で解説。「なぜそうなるの?」という親の疑問に、腑に落ちる言葉で答えてくれる一冊です。
🌱 「その子に合った学び方」を一緒に探そう
仮に学習障害があったとしても、支援と環境の工夫で、学ぶ力は必ず伸びます。
たとえばこんな工夫があります。
- 音読が苦手な子 → 音声教材・読み上げアプリを活用
- 書くのが困難な子 → タブレット・キーボード入力に切り替え
- 数に困難がある子 → 視覚的な補助(ブロック・図解)を使う
「勉強の仕方を変える」だけで、驚くほど子どもが楽になることがあります。
次男は絵を描くことと論理的に考えることが得意です。
「漢字を絵で覚える」という方法を取り入れたとき、急に覚えられるようになったことがありました。
「その子に合った方法」を見つけることって、本当に大事だと実感した瞬間でした。
📱 発達障害・学習に困難のある子の学習支援に
「キズキ共育塾」は発達障害のある子ども・学生専門の個別指導塾。学習障害やADHD・ASDへの対応に慣れた講師が、その子のペースで学習をサポートします。無料相談から始められます。
✅ まとめ:「学習障害」と「ADHD」は別物、でも重なることもある
- ❌ 宿題に集中できない=学習障害、ではない
- ❌ 全部の勉強が苦手=学習障害、でもない
- ✅ LDは「特定の読み書き・計算の領域だけ」が極端に困難な状態
- ✅ ADHDとLDは原因が違う(重なることもある)
- ✅ 専門家のアセスメントで「何が困難なのか」を正確に知ることが大切
- ✅ 正しく知れば、その子に合った支援が見つかる
「うちの子はどうなんだろう」と不安な気持ち、よくわかります。
でも、正しい知識を持つことは、子どもへの怖れを減らし、具体的な一歩に変える力になります。
一人で抱え込まないでくださいね。
同じように悩みながら、それでも前に進もうとしているお母さん・お父さんが、たくさんいます。
一緒に、その子に合った道を探していきましょう。


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