保育園の支援が小学校でリセットされた|ADHD長男、入学直後の混乱と私が動いてきた記録

ADHD長男の記録

📌 この記事でわかること

  • 保育園→小学校で支援がリセットされる理由と、その現実
  • 入学直後に長男に起きた身体症状・学校での様子
  • 親が動いて環境を変えていった具体的な方法

※本記事にはPRが含まれます

「入学したら、誰も来なくなった」

保育園時代は違いました。3ヶ月に1度、福祉の担当者が園に来て面談やテストをしてくれる。そのサイクルが当たり前でした。

でも小学校入学の瞬間、その仕組みはきれいに消えました。

園と福祉の連携情報は小学校に引き継がれず、担任の先生は何も知らない状態でのスタートでした。「あれ、誰も長男のことを知らないんだ」と気づいたとき、正直足元が揺らぐような感覚でした。

今回は、そこから私がどう動いてきたかをリアルに記録します。

😶 入学直後、長男に起きたこと

小学1年生の5月。GWが明けてすぐ、長男は「学校に行きたくない」と言い始めました。

約1週間の行き渋り。それだけじゃありませんでした。

・頻繁な頭痛を訴える
・夜尿が続く
・チックが出始める
・吃音(言葉がつかえる)が出てくる

体がサインを出していたんだと、今ならわかります。でもその当時は「どうしてこんなに?」と焦るばかりでした。

学校では、授業についていけずぼうっとしている様子が続いていました。先生の指示を一度では理解しにくく、周りのペースに合わせることが難しかったようです。

放課後の学童でも、なかなか友達の輪に入れず、ひとりで過ごすことが多いと聞きました。

「園では楽しそうにしていたのに……」
そのギャップが、私をいちばん苦しめていました。

⭐️ここが大事!「環境が変わると、それまで見えなかった困りごとが一気に表面に出てくることがある」。これは後に専門家に言われた言葉です。長男がだめなんじゃなくて、環境の変化が大きすぎたんです。

🏫 「待っても変わらない」と気づいた小学3年

1・2年は何とか乗り越えたものの、小学3年のときに転機が来ました。

その年の担任の先生が、感情的になりやすい方で。怒鳴られるとフリーズしてしまう長男には、かなり過酷な環境でした。授業中に固まってしまったり、家に帰ってくると言葉数が極端に少なくなったり。

「これは私が動かないと変わらない」

それまで「先生にお任せすれば……」と思っていた私が、初めて自分から三者面談を申し込みました。担任の先生・長男・私の三者で話し合う場を作ることで、先生側の関わり方が少し変わったんです。

そして同じ小学3年のうちに、診断への道を進み始めました。かかりつけの小児科に相談→大学病院でMRI→発達外来へ。そこでADHD(不注意優勢型)の診断を取得しました。

診断書ができたことで、学校側への伝え方が変わりました。定期面談が組まれるようになり、クラス替えの際にも配慮してもらえるように。「診断は子どもを縛るレッテルじゃない。守るための情報なんだ」と実感した瞬間でした。

📋 私が実際にやった「親の動き方」

振り返ってみると、支援がない環境でも親が動けることはたくさんありました。

担任への「使える情報」を渡す
「うちの子はこういう特性があって…」と特性の説明をするより、「こうすると動けます」という具体策を伝えるほうが先生に伝わりました。
「指示は短く1つずつ」「急な変更は前日に教えてもらえると助かります」——先生も対応しやすくなるし、お互いが楽になります。

担任の先生と短い面談を定期的に設定する
連絡帳だけでは伝わらないことを、直接話す場で補う。月1回でもいいので、5〜10分の会話があると関係性が変わります。

就学相談や支援コーディネーターに早めに相談する
入学前から、入学予定の小学校の支援コーディネーターに「こういう特性がある子を入学させる予定です」と伝えておくと、入学後の動きがスムーズでした。相談したからといってすぐに支援級になるわけではないので、情報収集の場として使うのがおすすめです。

保育園からの「申し送り」を書面でお願いする
担任が変わっても情報が引き継がれるよう、保育園の先生に書面での申し送りをお願いしました。口頭だけでは消えてしまう情報が、書面なら残ります。

🏠 家庭でできること|「今日やること」が見えると動ける

学校での支援が限定的な時期でも、家庭で土台を作ることはできます。

私が続けてきたのは、やることの見える化です。「次は何する?」と口で言っても頭に入りにくい長男には、ホワイトボードや紙に書いて見せるだけで動きが全然違いました。

家庭学習でも同じで、「何から始めるかわからない」が長男の一番の障壁でした。タブレットを開けばメニューが出てきて、自分で選べる仕組みがあると、ぐっと取り組みやすくなりました。

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✏️ まとめ|「待つ」より「動く」が子どもの環境を守る

保育園で受けていた支援が、小学校入学でリセットされる。これは発達グレーの子を持つ家庭では、本当によくある話です。

❌ 誰かがやってくれるはず、と待ち続ける
⭕️ 親が「一番の情報提供者」として、自分から動く

学校と戦うのではなく、連携する。先生に伝えるのは「特性の説明」より「具体的な使える情報」。そして家庭で土台を作る。

長男は今、高専で毎日をやり抜いています。小学校の入学直後があんなに大変だったとは思えないほど、成長しました。「あのとき動いてよかった」と、今は心からそう思っています。

同じように悩んでいるお母さんに、少しでも届いていたら嬉しいです。焦らなくていい。でも、動けるときに動いておくことが、子どもを守ることに繋がっていくと思っています。

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