ASDの子の「中2の壁」——急に難しくなった勉強と進路の不安、今うちが感じていること

ASD次男の記録

📌 この記事でわかること

  • ASDの子が中2でぶつかりやすい「3つの変化」
  • 次男(ASD・中2)の今の勉強・友達・進路のリアル
  • 親として「やっていること」と「やめたこと」

※本記事にはPRが含まれます

「中2の壁」という言葉、聞いたことがありますか。

小学校の算数が中学の数学になり、英語は急に文法が難しくなり、教科数も増える。
それだけじゃなく、部活・友達関係・思春期が全部重なって、子どもが一気に「しんどそう」に見える時期です。

うちの次男はASD(自閉スペクトラム症)の中学2年生。
バスケ部には楽しく参加できています。でも——勉強のこと、進路のことは、まだまだ迷いの真っ只中です。

「うちの子は中2になってから、なんか変わった気がする」
そう感じているお母さんに、今のうちのそのままを書いてみます。

中2の壁って、本当にあった——うちで感じたこと

中1のうちはまだよかった。小学校の内容の延長線上にある部分が多くて、「なんとかついていっている」という感じでした。

でも中2になってから、明らかに変わりました。

数学に「一次関数」が登場して、英語は比較表現や不定詞が本格化して——「覚えれば解ける」だけじゃなく、「考えないと解けない」問題が一気に増えた。

次男の場合、論理力や記憶力はまあまあ、ある。
でも「応用する」「場面に合わせて使い分ける」というステップが、すごく難しい。

テストの点数が、目に見えて下がり始めたのはこの頃からでした。

⭐️ここが大事!
「中2の壁」は、発達障害の子には特にきつく当たることがある。
「今まで大丈夫だったのに急に…」は、発達特性が影響していることが多いです。

ASDの子が中2でぶつかりやすい「3つの変化」

ASDの特性を持つ子が中2で直面しやすいことを、次男を見ていて感じた3つにまとめます。

①勉強が「暗記」から「応用」に変わる

ASDの子は、パターンを覚えることが得意なタイプが多い。
でも中2あたりから、「この知識をこの場面で使う」という応用力が求められるようになります。

次男も「知っているのにテストで使えない」という場面が増えてきました。
「わかってる。でもどこで使うかわからない」——そう言うんです。

②グループ学習・発表の場面が増える

中2になると、グループワークや意見発表の機会が一気に増えます。
ASDの子にとって「相手のペースに合わせる」「その場で考えを言葉にする」はとても消耗する。

授業態度の評価にも関わってくるので、内申点にじわじわ影響します。

③「将来」という言葉が急にリアルになる

中2になると、学校で「将来の夢」「高校をどうするか」という話題が出始めます。
ASDの子は急な「想定外の問い」への対応が苦手なことが多い。

次男も「わからん」で止まってしまうことが多い。
無理に答えを出させようとすると固まってしまうので、今は焦らせないようにしています。

次男の今——バスケは楽しいのに、勉強は難しい

次男は今、バスケ部に所属しています。週何回かの練習に、嫌がらずに参加できている。

これが救いです。

発達障害の子にとって「好きで続けられることがある」というのは、自己肯定感を支える大事な柱。
バスケがあるから、「学校に行く意味」がある——次男にとってはそういう存在かもしれない、と思っています。

一方で勉強は、英語を中心に苦戦が続いています。

今は英語だけ家庭教師(週1回・1時間)に来てもらっています。
次男にとってこれが限界ライン。テスト前に渋々少し増やせる程度で、それ以上詰め込もうとすると全部嫌になってしまう。

🤔「他の教科はどうするの?」

まだ試行錯誤中です。
ただ、「週1回・1時間が限界の子に、量を増やしても続かない」ということは身をもって学びました。
今は量より「続けられる形」を優先しています。

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進路のことを考え始めた(まだ答えは出ていない)

中2の今、正直まだ進路はぼんやりしています。

次男に「高校どうしたい?」と聞いても「わからん」。
「どんな仕事したい?」と聞いても「わからん」。

これを「やる気がない」とは思っていません。
ASDの子は「答えが決まっていない問い」に対して、フリーズしやすい特性があります。選択肢が多すぎると、逆に何も選べなくなる。

だから今は、「答えを出させる」より「選択肢を見せる」ことを意識しています。

通信制も全然ありだよ、と伝えたり。
長男が通う高専の話をさらっとしてみたり。
バスケが好きなんだから、スポーツ関係の仕事もあるよね、と雑談で話してみたり。

「決めなきゃ」ではなく、「知っていく」フェーズだと思っています。

親としてやっていること・やめたこと

中2になってから、私自身も少し変わりました。

✅ やっていること

・毎週末5分だけ「今週出すもの、ある?」の確認タイム
・テスト前だけ少し家庭教師を増やす相談をする
・バスケの話をよく聞く(好きなことを大事にする)
・担任の先生に特性を伝えて「見る目」を変えてもらう

❌ やめたこと

・「もっと勉強しなさい」と繰り返す
・将来のことを急かす
・他の子と比べる発言をする
・勉強量を無理に増やそうとする

やめた方が、次男との関係が穏やかになりました。
親の不安を子どもに押しつけても、子どもはしんどくなるだけ。それをやっと身をもって感じています。

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中2になってから、次男との会話の中で「学校、しんどい?」と聞いたことがあります。

返ってきた答えは「別に、普通」。

「普通」という言葉が次男の口から出るとき、私はいつも少し立ち止まります。本当に普通なのか、しんどいけど言葉にできないのか——ASDの次男は、自分の気持ちを言語化するのが得意ではありません。

だから私は「どう?」と聞くより、次男の行動や表情を見るようにしています。バスケの話をするときの顔と、勉強の話をするときの顔は、全然違う。それだけで十分、伝わってくるものがあります。

中2の壁は、親にとっても壁です。口出しするタイミング、見守るタイミング、どっちが正解かわからないまま、それでも毎日一緒にいる。それしかできないな、と思っています。

まとめ:「中2の壁」は焦らなくていい

ASDの子の中2は、勉強・友達・進路が一気に難しくなる時期。
でも、それは「この子がダメだから」じゃない。

✅ 中2で勉強が急に難しくなるのは発達特性と関係がある
✅ 「答えを出させる」より「選択肢を見せる」方が動きやすい
✅ 好きなことが続いているなら、それを大事に守る
✅ 量を増やすより「続けられる形」を優先する

うちの次男はまだ迷いの真っ只中。
でも、「迷っていていい時期」だとも思っています。

同じように中2の壁で悩んでいるお母さんに、焦らなくていいよ——と伝えたくて書きました。少しでも参考になれば嬉しいです。

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