📌 この記事でわかること
- IQ検査(WISC)の種類・受け方・活かし方
- 発達障害とIQの本当の関係
- 次男がIQ85→113になった実話と、IQが変わる理由
※本記事にはPRが含まれます
「IQが低いから、この子は発達障害なの?」
「IQ検査って、何を調べるの?受けた方がいい?」
発達障害のある子を育てていると、一度は気になるのがIQの話だと思います。
我が家の次男(ASD)は、小学1年生のWISC検査でIQ85。
それが小学5年生の再検査では、IQ113になっていました。
「え、IQって上がるの?」と驚く方も多いと思います。
今日はそのことも含めて、IQ検査についてお話しします。
📊 そもそも「IQ」って何?
IQ(知能指数)は、知的な力の目安を数値で示したものです。
IQ100が「平均」で、おおまかに以下のように分かれます。
| IQの目安 | 分類 |
|---|---|
| 70未満 | 知的障害(知的発達症)の可能性 |
| 71〜84 | 境界知能(グレーゾーン) |
| 85〜115 | 平均域 |
| 116以上 | 平均以上・高知能 |
ここで大事なのが——
発達障害=IQが低い、ではありません。
発達障害のある子は、IQが平均以上のことも、平均のことも、低いこともあります。
IQと発達障害は、別の軸の話です。
ただし、発達障害と知的障害が併存している場合は、支援の内容や進路の選択に大きく関わってきます。
🧪 IQ検査の種類——WISCって何を調べるの?
発達障害の支援でよく使われるのが「WISC(ウィスク)」です。
WISCは5歳〜16歳を対象にした知能検査で、「どこが得意でどこが困りやすいか」を細かく把握できるのが特徴です。
主に5つの指標を測ります。
- 🗣️ 言語理解(VCI):言葉の意味・語彙の理解
- 👁️ 知覚推理(PRI):目で見て考える力(図形・パズル)
- 🧠 ワーキングメモリ(WMI):短期記憶・複数の情報を同時に扱う力
- ⚡ 処理速度(PSI):素早く正確に作業する力
- 📈 全検査IQ(FSIQ):全体の平均スコア
⭐️ここが大事!
WISCの価値は「IQの数値」よりも「凸凹のパターン」にあります。
「言語理解は高いのに処理速度が低い」のような特性がわかることで、学校での配慮や家庭での関わり方が具体的に変わります。
次男の場合、言語理解と知覚推理は高いのに処理速度が低い、という凸凹がありました。
「頭ではわかっているのに、紙に書くのが遅い」というのは、そこに理由があったんです。
📋 IQ検査を受けるには?流れと相談先
「受けたい」と思ったら、まずは相談から始めます。
STEP 1:相談窓口にアクセス
- 市区町村の子育て支援課・発達相談窓口
- 児童発達支援センター
- 発達専門の小児科・精神科
- 臨床心理士・公認心理士のいる医療機関
STEP 2:検査の実施
検査には1〜2時間ほどかかります。遊びや会話を交えながら進むので、子どもが緊張しすぎないよう工夫されています。結果が出るまで1〜2週間ほど。
STEP 3:結果のフィードバックと活用
数値だけでなく「この子はこういう特性がある」という形で説明してもらえます。
その情報を学校に共有することで、席の配置・提出物のルール・テスト時間の延長など、合理的配慮につながります。
🌱 IQは上がるの?次男がIQ85→113になった話
ここが、私が一番お伝えしたいことです。
次男は小学1年生のWISC検査でIQ85(境界知能の範囲)でした。
「この数字が、この子の限界なのかな」と、正直不安になりました。
でも、小学5年生で受けた再検査の結果はIQ113。
約30ポイント上がっていたんです。
福祉の先生に「良い生活を送ると、IQが上がる項目があるんです」と言われました。
その間に我が家でやっていたこと:
- 安心できる家庭環境をとにかく大切にした
- 得意なこと(論理的思考・絵)を思いきり伸ばした
- 学校の先生と連携して合理的配慮を続けた
- 「できない」より「どうすればできるか」を一緒に考えた
IQは「固定された才能」ではありません。
環境・経験・支援の質によって、変わる可能性があります。
もちろん、すべての子に同じ変化が起きるわけではありません。でも、「今の数字がすべて」でもないということ——それだけは自信を持って言えます。
📚 「発達障害の人が見ている世界」(岩瀬利郎 著)
IQ検査の結果を見た後、「じゃあこの子はどう感じているの?」を知るのに最適な一冊。数値ではわからない子どもの内側を理解するヒントが詰まっています。
🏫 WISC検査の結果を学校でどう活かした?——次男の場合
WISC検査の報告書を受け取ったとき、私が最初にしたことは「この結果を担任に見せること」でした。
長い文章で書かれた専門的な報告書をそのまま渡しても読んでもらえないかもと思ったので、私が要点だけをA4一枚にまとめて「こういう特性があります。こういう配慮をお願いしたいです」という形にして渡しました。
たとえば次男の場合、処理速度が低いという特性があったので——
- 板書のスピードに追いつけないときは、写真を撮ってもいい
- テストの時間延長を認めてもらう
- 「早くしなさい」という声かけを控えてもらう
——といった具体的なお願いを、検査結果を根拠にして学校に伝えることができました。
「この子はできない」ではなく「この子はこういう理由でここが難しい」という説明があると、先生の対応が変わる。これは本当に実感しました。
📌 検査を受けるタイミング——いつ受ければいいの?
「うちの子、検査を受けた方がいい?」とよく聞かれます。
絶対にこのタイミング!というものはないのですが、一般的に多いのは以下のケースです。
- 就学前後:小学校の支援体制を整えるために
- 学習のつまずきが出てきたとき:何が原因かを特定するために
- 診断後のフォローアップ:特性の変化を確認するために(次男のように数年おきに受けることもある)
- 進路を考え始める時期:中学・高校への接続で支援計画を立てるために
次男は小学1年と小学5年の2回受けました。それぞれ違う「今の姿」を見てもらえたことで、支援の方針も変わっていきました。
⭐️ここが大事!
WISCは一般的に3年以上の間隔を空けて受けることが多いとされています。頻繁に受けても、前回の経験が影響して正確な結果が出にくくなることがあるためです。受けるタイミングは、かかりつけの医師や心理士と相談しながら決めるのが安心です。
😌 「数値が出た日」のこと——あの日を振り返る
小学1年のWISCでIQ85という数字が出た日のことは、今でも覚えています。
「境界知能の範囲」という説明を聞いて、頭の中で何かがザワッとしました。この数字がこの子の「天井」なのかな、と。進路はどうなるんだろう、普通の学校でやっていけるんだろうか——いろんな不安が一度に来た気がします。
でも、そのあとの4年間で次男はたくさんのことを経験しました。バスケを始めて、仲間ができて、絵を描く楽しさを見つけて、個別指導の先生との信頼関係を積み上げて。
そして小5の再検査で出た数字はIQ113でした。
あの日のザワッとした気持ちを思い出すと、今は「あのとき数字に縛られなくてよかった」と思います。「今の数字がすべてだ」と思っていたら、次男の可能性に気づくのがずっと遅れていたかもしれません。
数字は、今の子どもの状態を知るための「地図の一部」。地図は変わります。そして地図より先に、目の前の子どもをちゃんと見てほしい——検査を2回経験した母として、そう思っています。
💡 IQよりも「困り感」に目を向けよう
IQの数値が出ると、どうしても「高い・低い」に目が向きがちです。
でも本当に大切なのは——
- ❌ 「IQがいくつだから○○」という判断
- ✅ 「今、何が困っていて、どうすれば助かるか」
IQ検査は「この子の特性を知るための地図」です。地図を手に入れたら、その地図をどう使うかが大事。
数値に縛られず、目の前の子どもを見てほしい——これが、検査を経験して思うことです。
📱 子どもの特性に合わせた学習サポートに
「キズキ共育塾」は発達障害・グレーゾーンの子ども専門の個別指導塾。WISC等の検査結果をもとに、その子の特性に合わせた指導スタイルで学習をサポートします。まず無料相談から。
✅ まとめ
- ✅ 発達障害=IQが低いではない。IQと発達障害は別の軸
- ✅ WISCは「得意・苦手の凸凹」を知るための検査
- ✅ 数値より「どこが困っているか」が支援のカギ
- ✅ IQは環境・支援・経験によって変化する可能性がある
- ✅ 次男はIQ85→113に。「今の数字がすべて」ではない
「IQが低かった」「検査結果が心配」——そう感じているお母さん・お父さんへ。
数値は、今のスナップショットに過ぎません。
子どもの可能性は、その数字より大きい。
同じように悩んでいるお母さんに、少しでも参考になれば嬉しいです。
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