発達障害の子に多い身体症状|吃音・チック・夜尿・頭痛・不眠・低身長の理由と家庭での対処法

発達障害 基礎知識

📌 この記事でわかること

  • 発達障害の子に出やすい身体症状(吃音・チック・夜尿・頭痛・不眠・低身長)の理由
  • それぞれの症状への家庭での対処法
  • 長男・次男それぞれで経験した私の体験

※本記事にはPRが含まれます

「また頭痛?」「おねしょ、まだ続いてるの?」「夜、全然眠れないって言ってる……」

発達障害のある子を育てていると、特性そのものとは別に、こういった身体の不調にも悩まされることがあります。

我が家の長男(ADHD)は、小学校時代に吃音・チック・頭痛・夜尿が重なった時期がありました。
次男(ASD)は、不眠と低身長に今もずいぶん悩んでいます。

「発達障害と関係あるの?」「どうすればいいの?」——当時の私が知りたかったことを、まとめてお伝えします。

🗣️ 吃音(どもり)

吃音は、ことばを出す準備が脳の中でうまく調整されない状態です。
ADHDやASDのある子は、感情の高ぶりやプレッシャーに反応して出やすい傾向があります。

長男が吃音になったのは、担任の先生との関係がうまくいかなかった小学3年生のとき。
「あーあーあーあのね」と言葉がつっかえる様子が毎日続いて、見ているだけで胸が痛かったです。

家庭でできること:

  • ❌「ゆっくり話して」「落ち着いて」は逆効果——言われるほど緊張します
  • ✅ 内容にだけ集中して「うんうん、それで?」と聞く
  • ✅「あなたの話が聞きたい」という姿勢を態度で伝える

長男の吃音は、担任の先生が変わって安心できる環境になったら自然に落ち着きました。
症状の裏に「どんなストレスがあるか」を探ることが先決だと感じた体験でした。

😣 チック(まばたき・肩すくめ・喉鳴らしなど)

チックは、無意識に出る体の動きや声です。
自律神経が過敏になっているサインで、発達障害の子はストレスや環境の変化に敏感なため出やすい傾向があります。

長男は目をパチパチさせるチックと、体のピクつきが出ていました。
本人はほとんど気づいていないことも多く、指摘するのが一番よくないと後から知りました。

家庭でできること:

  • ❌ チックを指摘しない・まねしない
  • ✅ 静かな空間・急かさない声かけで緊張を減らす
  • ✅ 好きな活動でリラックスできる時間を作る
  • ✅ 予定を詰めすぎない

新学期やテスト前に強くなることが多いです。
「チックが出てきたな」=「今、この子はプレッシャーを感じているんだな」と読み取るサインにしていました。

長男のチックは、特定の先生の授業のときだけ強く出ることがありました。後から振り返ると、その先生との相性が合わず緊張していたんだと思います。症状がどの場面で出るかを観察すると、原因が見えてくることがあります。

🌙 夜尿(おねしょ)

夜尿は、膀胱の発達・睡眠中のホルモン分泌の遅れ・ストレスが関係しています。
ASDの子は睡眠障害や感覚の特性(過敏・鈍感)から、夜尿が長引く傾向があります。

長男は小学校低学年まで夜尿が続きました。
毎朝シーツを洗って……という生活が続いて、私自身もかなり消耗していました。

家庭でできること:

  • ❌「またやったの!」は絶対に言わない——自己嫌悪が深まるだけ
  • ✅「冷たくなかった?ふこうね」と淡々と対応
  • ✅ 夕方以降の水分を少し減らし、就寝前にトイレへ
  • ✅ 夜尿用パッドや防水シーツで負担を減らす

責めない・焦らない——これが一番の対処法でした。成長とともに自然に落ち着いていきます。

防水シーツを使うようになってから、朝の処理がぐっとラクになりました。「もし濡れても大丈夫」という安心感が、私自身のストレスを減らしてくれました。道具で乗り越えられることはどんどん活用していいと思います。

🤕 頭痛・腹痛

身体に原因が見つからない頭痛・腹痛は、心理的ストレスが身体に出てきているケースが多いです。
感覚過敏・緊張の蓄積が原因になることも。

長男は「頭が痛い」と言って学校を休みたがる時期がありました。
病院に行っても異常なし。でも確かに痛そう——そのジレンマが続きました。

家庭でできること:

  • ✅ 症状日記をつける(何曜日・何時間目・前後の出来事)
  • ✅ 時間割の中の苦手科目と重なっていないか確認する
  • ✅ 生活リズムを整える(寝不足・食事の偏りも原因になる)
  • ✅ 学校と情報共有する

「お腹が痛い」が続くとき、保健室の先生に「どの授業の前に来るか」を聞いたら、ほぼ毎回同じ科目の前だったことがわかった——そういうことがあります。

「仮病かな?」と思ったこともあります。でも「わからない、でも痛い」という答えが続いたとき、これは本物だと気づきました。気のせいかどうかより、「なぜ痛いのか」に目を向ける方が大事でした。

😴 昼夜逆転・不眠

発達障害の子は、睡眠ホルモン(メラトニン)の分泌リズムが乱れやすいため、
夜眠れない・朝起きられないという問題が起きやすいです。

次男は今も寝つきが悪く、布団に入っても1〜2時間眠れないことがあります。
本人も「眠れなくて辛い」と言っていて、これは現在進行形の悩みです。

家庭でできること:

  • ✅ 朝、カーテンを開けて光を浴びる(メラトニンのリズムを整える)
  • ✅ 寝る前のルーティンを決める(読書・ストレッチ・音楽など)
  • ✅ 夜20時以降はスマホ・タブレットをオフに
  • ✅ 日中に体を動かす時間を作る

すぐに解決するものではないですが、少しずつ習慣を整えるしかない——というのが正直なところです。

次男は今も「眠れなくて頭がぼーっとする」と言うことがあります。今は寝る前に落ち着いた音楽をかけることで、少し寝つきが改善してきた気がしています。完璧な解決策はなくても、小さな工夫の積み重ねが効いてくると信じてやっています。

📏 低身長

ADHDやASDの子の中には、睡眠の質が悪いことで成長ホルモンの分泌に影響が出るケースがあります。
成長ホルモンは入眠後2〜3時間に最も多く分泌されるため、寝つきが悪い・夜中に何度も起きる子は影響を受けやすいです。

次男は同学年の子より小柄で、低身長も気になっています。
小児科に相談したところ「睡眠の質を上げることが大事」と言われました。

家庭でできること:

  • ✅ とにかく睡眠の質を高める(上記の不眠対策と同じ)
  • ✅ 栄養バランスを整える(タンパク質・カルシウム・亜鉛)
  • ✅ 気になるなら小児科で成長ホルモンの検査を検討

「成長曲線から大きく外れているな」と感じたら、早めに小児科に相談することをおすすめします。

💪 身体症状は「心のSOS」——まとめ

発達障害のある子どもの身体症状は、多くの場合「心が限界に近いよ」というサインです。

見えにくいストレスを、身体が代わりに教えてくれている——そう思うと、症状を責めるのではなく、「今この子に何が起きているのか」を一緒に探ることが大切だと気づかされます。

  • ❌「また?」「なんで?」→ 責めない
  • ✅ どんな場面で出るか観察する
  • ✅ 症状の裏のストレスを探る
  • ✅ 道具・環境でできるだけラクにする
  • ✅ 専門家(小児科・発達外来)に早めに相談する

全部一度に解決しなくていいです。今日から「絶対に責めない」だけでも十分すごいこと。少しずつ、一緒に乗り越えていきましょう。

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