高専だけじゃない|高卒資格を取りながら専門スキルが学べる学校の種類と選び方【発達グレーの進路】

ADHD長男の記録

📌 この記事でわかること

  • 高卒資格を取りながら専門スキルを学べる学校の種類(3タイプ)
  • 料理・美容・IT・福祉など、どんな分野があるか
  • 発達グレーの子の特性に合った分野の選び方

※本記事にはPRが含まれます

「高校=5教科を勉強するところ」だと、ずっと思っていませんか?

実は今の日本には、高校卒業資格(または同等資格)を取りながら、料理・美容・福祉・ITなどの専門スキルを学べる学校がたくさんあります。

「普通高校が合わない」「勉強は苦手だけど手を動かすのは得意」という子にとって、大きな可能性が広がる選択肢です。

発達障害・グレーゾーンの子を持つ親として、知っておいて損はない情報をまとめました。

5教科合計100点でも、道はあった

義姉の長男の話をさせてください。

5教科の合計点が100点を下回ることも珍しくなかった彼は、本人も「普通の高校に行って座って勉強するのは絶対無理」とはっきり言っていたそうです。

でも彼には「料理が好き」という強みがありました。

そこで進んだのが、私立の料理専門の高等課程。高卒資格を取りながら、調理の技術を3年間みっちり学べる学校です。今では調理師免許を取得し、料理の道を歩んでいます。

「勉強ができない=将来が暗い」ではありません。入口が違うだけで、ちゃんと道はある。彼の話を聞いて、そう強く思いました。

普通高校だけが正解じゃない。今回は、その選択肢をまとめてご紹介します。

専門系高校には大きく3つのタイプがある

① 公立の「専門学科高校」

いわゆる「農業高校」「工業高校」「商業高校」といった学校です。高等学校として認定されているため、卒業すれば高卒資格がそのまま取得できます。

5教科の授業もありますが、専門科目の授業時間が多い。手を動かす実習が中心なので、座って教科書を読むのが苦手な子でも力を発揮しやすい環境です。公立なので学費が安いのも助かります。

② 私立の「専修学校高等課程」

義姉の長男が通ったのがこのタイプです。高等学校ではなく「専修学校」ですが、高等課程を修了すると大学入学資格が得られます。

「高卒資格」とは厳密には異なりますが、多くの企業・大学で同等に扱われます。ただし、就職先や進学先によって扱いが違う場合もあるので、入学前に確認しておくと安心です。

料理・美容・保育・IT・ファッション・自動車整備など、実践的な技術が身につく分野が豊富に揃っています。

③ 通信制高校+専門コース

近年増えているのがこのタイプ。通信制高校に在籍しながら、提携する専門学校でスキルを学ぶ形です。高卒資格は通信制高校側で取得できます。

登校頻度を自分で調整できるため、不登校経験がある子や、体調・特性によって毎日通うことが難しい子にも向いています。

どんな分野が選べるか

専門系の学校では、主に以下のような分野を学べます。

🍳 食・調理系
調理師免許を取得できる学校も多い。実習中心で、手を動かすことが好きな子に向いています。

✂️ 美容・理容系
美容師・理容師免許が取れる高校も存在します。感覚的なセンスを活かせる分野です。

🍰 製菓・パティシエ系
お菓子づくりやパン作りを専門的に学べるコース。料理系と同様、実習が多いです。

🤝 福祉・介護・保育系
人と関わることが好きな子、面倒見がいい子に向いています。介護福祉士の資格取得を目指せるコースも。

💻 IT・情報系
プログラミングやネットワークを学べます。論理的思考が得意なASDの子との相性がよいことも。

🌱 農業・自然系
土を触ったり、植物や動物の世話をすることが好きな子に。意外と人気があります。

🔧 工業・自動車整備系
ものを作る・直すことが好きな子に。機械や電気工作が得意なら一度調べてみてください。

🎨 芸術・デザイン系
絵を描くこと、ものを作ることが好きな子に。グラフィックデザインや音楽など幅広い。

⚽ スポーツ・体育系
体を動かすことが大好きで、特定のスポーツに打ち込みたい子向け。

👗 ファッション・服飾系
洋服のデザインや縫製を学べます。細かい作業が好きな子に向いています。

発達グレーの子、どの分野が向いているか

「この診断だからこの分野」という正解はありません。でも特性を踏まえると、こんな傾向が見えてきます。

ADHDの子(不注意優勢型)
座って板書を写す授業より、手を動かしながら覚える実習向き。料理・農業・工業・スポーツ系が合いやすいです。「やってみればできた!」を積み重ねられる環境が大切です。

ASDの子
ルールが明確で、手順が決まっている仕事が得意なことが多い。IT・調理・工業系は作業の流れがはっきりしているため向いているケースも。「好きなこと」への集中力が強みになる分野を探してみてください。

グレーゾーンの子
特性が薄めでも、5教科より実技が好きという子は多いです。「好きを伸ばす」を軸に選ぶと、本人のやる気がまったく違ってきます。うちの次男もそのタイプ。「好きじゃないことを頑張る」より「好きなことをとことん伸ばす」方が、長い目で見て自己肯定感につながると感じています。

選ぶときに確認したいこと

⭐ここが大事!

「高卒資格」か「大学入学資格」かを確認する
専修学校高等課程は「高卒」とは異なる場合があります。就職先・進学先の扱いを事前に調べておくと安心です。

実習の比率と授業の雰囲気
専門系とはいえ、学校によって5教科の比重が違います。見学・体験入学で雰囲気を直接感じてみてください。

支援体制を確認する
発達障害・グレーゾーンへの理解がある学校かどうか。入学前に確認することを遠慮しないでください。親が動くことで、子どもが安心して通える環境が整います。

通学距離と体力
専門技術を学ぶ学校は、地元にないことも多いです。毎日通える距離かどうか、本人の体力も含めて確認しておきましょう。

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まとめ

  • 専門系高校には「公立の専門学科」「私立専修学校高等課程」「通信制+専門コース」の3タイプがある
  • 料理・美容・IT・福祉・農業・工業・芸術など分野は幅広い
  • ADHDの子は手を動かす実習系・ASDの子は手順が明確な分野が合いやすい
  • 高卒資格か大学入学資格かは必ず事前に確認する
  • 「好きなこと」を軸に選ぶと、本人のやる気がまったく違う

「専門系に進んだら普通の会社に就職できないのでは?」という心配もよく聞きます。でも調理師・美容師・IT・介護などの分野は、資格を取ることでむしろ就職の選択肢が広がることも多いです。一概に「普通高校の方が有利」とは言い切れません。

進路を考えるのは、早ければ早いほど選択肢が広がります。中学1・2年のうちから、お子さんと「好きなこと・得意なこと」をゆっくり話し合ってみてください。

「この子には無理かも」と思う前に、入口だけ変えてみる。それだけで、ぐっと可能性が広がることがあります。

少しでも進路選びのヒントになれば嬉しいです。

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