発達障害・英語が苦手な子と英検|合理的配慮(特別措置)と、何級から始めるか

子育ての工夫

📌 この記事でわかること

  • 英語が苦手な発達障害の子に、英検はどんな意味があるか
  • 英検の「合理的配慮(特別措置)」——発達障害の子が受けられるサポート
  • 何級から・どう準備する?わが家の英語事情と考え方

※本記事にはPRが含まれます

「英語が苦手なうちの子に、英検なんて無理かも……」

そう思っているお母さん、けっこう多いんじゃないでしょうか。
わが家もそうでした。

次男(ASD・中2)は、教科の中で英語が一番の苦手。
中学に入ってから、テストの点がぐっと下がって、本人も自信をなくしていました。

そんな子に英検なんて……と最初は思っていたのですが、調べてみると、発達障害の子にこそ知っておいてほしいポイントがいくつもありました。

今回は、英語が苦手な発達障害の子と英検について、わが家の事情も交えてまとめます。

🎯 そもそも、英語が苦手な子に英検は必要?

結論から言うと、「無理に受けなくていい。でも”目標”としては悪くない」というのが、今の私の考えです。

英検のいいところは、「小さなゴールが階段状に用意されている」こと。

いきなり高い級を目指すのではなく、5級・4級から少しずつ。
発達障害の子は「先が見えない」のが苦手なことが多いので、ゴールがはっきりしているのは合っていることがあります。

「合格」という成功体験が、苦手な英語への自信につながることも。
逆に、本人が乗り気でないのに無理やり受けさせると、英語嫌いが加速するので注意です。

⭐ここが大事!

英検は「合格」より「小さな成功体験」が目的。苦手な子ほど、低い級から”できた”を積むことが自信になります。点数より、本人の気持ちを優先して。

🤝 知っておきたい「合理的配慮(特別措置)」

これは、ぜひ知っておいてほしい情報です。

英検には、発達障害などのある受験者に向けた「特別措置(合理的配慮)」があります。

たとえば、こんなサポートが申請できる場合があります(級や状況により異なります):

✅ 試験時間の延長
✅ 別室での受験
✅ 問題用紙の拡大
✅ 読み上げなどの配慮

「みんなと同じ環境だと力を出せない」という子にとって、これは大きな助けになります。
申請には診断書などが必要なことが多いので、受ける予定があるなら早めに公式サイトで条件を確認しておくのがいいと思います。

「配慮を受けるのはずるいのでは」と感じる方もいますが、そうではありません。
その子が本来の力を発揮するための、正当なサポートです。

📚 何級から?英語が苦手な子の始め方

英語が苦手な子なら、迷わず5級からでいいと思います。

5級は中学初級レベル。
「英検」という響きで身構えがちですが、5級は基礎の基礎です。
ここで「受かった!」を経験できると、次へのハードルがぐっと下がります。

準備のしかたも、苦手な子ほど工夫が要ります。

リスニングから入る(読むより聞くほうが得意な子も多い)
1日5分でも”毎日”触れる(まとめてより、こまめに)
動画やアプリで楽しく(ドリルだけだと続かない)

次男も、机に向かう勉強は苦手ですが、「話す・聞く」から入ると、少しだけ前向きになれました。
英語=テストの点、ではなく、英語=コミュニケーションの道具、と感じられると、苦手意識がやわらぎます。

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英検5級・4級の土台は、結局「中学英語の基礎」です。1回5分の動画授業なので、机に向かうのが苦手な子でも「聞く・見る」から入れます。リスニング対策にも。

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🏠 わが家の英語事情——正直なところ

本音を言うと、次男はまだ英検にチャレンジできていません。

今は週1回、家庭教師の先生に英語だけを見てもらっていて、
「英語を嫌いにならない」ことを最優先にしています。

テストの点を追いかけるより、「英語、ちょっとわかるかも」をキープすること。
それが今のわが家には合っていると感じています。

英検は、本人が「やってみようかな」と思えたときに、5級から挑戦できればいいな、と。
焦らず、本人のタイミングを待つつもりです。

というのも、実は長男(ADHD・高専2年)は、中学時代に英検を受けているんです。

当時通っていた個人塾のすすめで、中1で5級に合格。
中2で4級に、なんとかギリギリ合格しました。

長男もずっと英語が苦手だったのに、5級に受かったとき、あきらかに苦手意識が薄れたんです。
4級にギリギリで受かったあとは、「おれ、英語けっこう得意かも」とまで言い出して。
……定期テストの点は、相変わらず残念だったんですけどね。

3級からはぐっと難しくなるので、テキストまで買いそろえたものの、高専受験に集中する時期と重なって、英検はそこでストップ。
それでも、あの「受かった」という経験が自信になったのは、そばで見ていてはっきり分かりました。

合格の成功体験だけで、子どもの意識はこんなに変わる。
だから次男にも、焦らず「その気になったとき」に体験してほしいと思っています。

⭐ここが大事!

英検は「いつか挑戦できたらいい目標」くらいでちょうどいい。それより大事なのは、英語そのものを嫌いにさせないこと。苦手な子は、まず”嫌いにならない”が勝ちです。

📝 英検を受けるなら——申し込みから当日までの流れ

「受けてみようかな」となったとき、流れを知っておくと安心です。

①公式サイトで日程と級を確認(年に3回ほど実施)
②配慮が必要なら、早めに特別措置を申請(締切が通常申込より早いことも)
③5級・4級は筆記とリスニングのみ(面接なし。3級から面接あり)
④過去問で形式に慣れておく

特に発達障害の子は「初めての場所・形式」が苦手なことが多いので、当日の流れを事前に伝えておくと、当日のパニックを防げます。
「どんな部屋で」「何時に」「どんな順番で」——見通しが立つだけで、ぐっと落ち着けます。

うちでも、初めての検定(次男は漢字検定を受けたことがあります)のときは、
会場の写真を一緒に見て、流れを説明してから行きました。それだけで本人の緊張がやわらいだんです。

🌱 英検以外の「英語の自信のつけ方」もある

もうひとつ伝えておきたいのは、英語の自信は英検だけでつくものじゃないということ。

たとえば、こんな形でも「できた」は積めます。

✅ 好きなアニメや動画を英語で見る
✅ オンラインで外国の先生と少し話す
✅ 簡単な英語の絵本を1冊読み切る

次男は、画面越しなら人と話すのが少し楽なタイプ。
「テストの英語」より「話す英語」のほうが、抵抗が少ないようでした。

英検という「形」にこだわらず、その子が「英語、嫌じゃないかも」と思える入口を探す。
それが結局、遠回りのようで一番の近道だったりします。

💛 「点数」より「英語との距離」を大事に

最後に、一番伝えたいことを。

英語が苦手な子にとって、テストの点や合否は、ときに重い言葉です。
親が「次は合格しようね」と何気なく言った一言で、子どもが追い詰められることもあります。

だから、わが家で大事にしているのは「英語との距離を、これ以上遠ざけないこと」。

英検に受かることより、
「英語、ちょっと面白いかも」「先生と話すの楽しい」——
そんな小さな前向きさを守ることを優先しています。

苦手な教科だからこそ、急がない。
その子のペースで、少しずつ。
英検は、その途中にある「ひとつの目標」くらいの位置づけでいいんだと思います。

✅ まとめ

英語が苦手な発達障害の子と英検について、わが家の考えをまとめると——

❌ 無理やり受けさせて英語嫌いを加速させる
❌ いきなり高い級を目指す
⭕️ 小さな成功体験として、低い級から
⭕️ 「特別措置(合理的配慮)」を知っておく
⭕️ まずは「英語を嫌いにならない」を最優先

英検は、使い方次第で苦手な子の自信になります。
でも、それ以上に大事なのは、その子のペースを守ること。

「受けなきゃ」ではなく「受けられたらいいね」。
そのくらいの気持ちで、お子さんと英語の距離を縮めていけたらいいですね。

同じように英語の苦手なお子さんを見守っているお母さんに、少しでもヒントが届いていたら嬉しいです。

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