「感情的にならない子育て」は理想論?——ADHD長男との言い合いの中で、私が大事にしてきたこと

ASD次男の記録

📌 この記事でわかること

  • 「感情的にならない」が現実的に難しい理由
  • 言い合いになっても関係を壊さないために大事にしていること
  • 「大好き」を挟む声かけが、親子関係にもたらした変化

※本記事にはPRが含まれます

😣「感情的にならないで」と言われても

子育ての本にも、相談窓口でも、よく言われますよね。

「感情的にならず、冷静に伝えましょう」

私も、最初はそう思っていました。
「ちゃんと冷静に話せば、ちゃんと伝わるはず」って。

でも、実際にやってみると——本音を言うと、無理な時もあります。

うちは長男(ADHD・現在は高専2年)と、何度も何度もぶつかってきました。
特に小学校高学年から中学にかけては、ほぼ毎週のように言い合いになっていた時期もあります。

「また同じこと言われた」
「いい加減にして」

そんな空気のまま、家の中がピリピリすることも、正直少なくありませんでした。

「自分の育て方が悪いんじゃないか」「もっと上手に向き合える親もいるはずなのに」——そんなふうに、自分を責める気持ちになることもありました。
育児書を読めば読むほど、理想の親像と自分とのギャップに落ち込む。そんな時期もありました。

😤 冷静に話そうとしても、煽られる

私としては、最初は冷静に「ここはこうした方がいいよ」と伝えようとしているんです。

声のトーンも抑えて、感情を込めすぎないように。
「言い方さえ間違えなければ、きっと伝わる」——そう信じて、慎重に言葉を選んでいました。

でも、長男は黙って聞いているタイプではありません。
こちらが落ち着いて話そうとしているのに、言葉を返してくる。
それも、こちらの気持ちを逆なでするような返し方で。

「は?それのどこが悪いん」
「お母さんだって、できてないやん」

そんな言葉が飛んでくると、こちらも気づけば感情的になっていて。
最終的には、お互い大きな声でぶつかり合う——なんてことも、何度もありました。

ひどい時は、「ここにいたら、もっとひどいことを言ってしまいそう」と思って、次男を連れて車でイオンモールに向かったこともあります。
運転しながら涙が止まらなかったこともありますし、モール内のカフェで、ただ黙って座っていたこともありました。
頭を冷やして、少し時間を置いてから帰る——そんな日が、一度や二度ではありませんでした。

出先から帰ってくると、長男も少し落ち着いていることが多く、「さっきはごめん」とお互いに言えることもありました。
その場で無理に解決しようとせず、いったん距離を取る——それも、ひとつの方法だったのかもしれません。

🚫 でも「これだけは言わない」は決めていた

ただ、どれだけぶつかっても、うちには「絶対に言わない」と決めている言葉がいくつかあります。

人格を否定する言葉。
存在そのものを否定するような言葉。

そこだけは、感情的になっていても超えない。
最低限のラインは、自分の中で持っておくようにしていました。

逆に言えば、それ以外の部分では、結構本音でぶつかり合っています。
取り繕わず、思っていることをそのまま伝える。
そのかわり、声が大きくなりすぎないようには気をつけています。

⭐️完璧に冷静でいることよりも、「ここだけは越えない」というラインを決めておくこと。
そちらの方が、私には現実的でした。

💛 言い合いの合間に挟む、ある言葉

うちが昔から大事にしていることがあります。

それは——子どもが小さい頃から、何かにつけて「大好き」を伝え合うこと。

これは、普段の会話だけでなく、言い合いのまっただ中でも変わりません。

「お母さんがしんどいからじゃないで!◯◯が将来困るのが嫌やねん!大好き!」

こんなふうに、ぶつかっている合間にも、ふっと挟むようにしています。

不思議なもので、これを言うと、空気が少しやわらぐ瞬間があるんです。
「怒られている」だけじゃなく、「心配されている」が伝わる、というか。

言い合いの最中に、急に「大好き」と言われたら、長男も毎回ちょっと拍子抜けした顔をします。
その一瞬の「え」という表情で、お互いの勢いが少しだけ削がれる——そんな感覚もあります。

これは今も続けている、うちのやり方です。

今、高専で寮生活を送っている長男とは、電話で話す機会も増えました。
たまに昔のように軽く言い合いになることもありますが、不思議と「あの頃」のような重さはありません。
お互い、少し離れた場所から話せるようになったことも大きいのかもしれません。

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🌱 次男との言い合いでも、自然と

次男(ASD・現在は中学2年)とは、長男ほど頻繁に言い合いになることはありません。

でも、一度だけ、似たような場面がありました。

その時も、気づけば自然と「だけど、大好きやで」という言葉が出てきていて。
次男も、すっとその言葉を受け取ってくれた感覚がありました。

長男との衝突を経験してきたからこそ、次男と向き合うときも「どう伝えれば、関係を壊さずにすむか」を、以前より意識できるようになった気がします。

教えたわけでもないのに、こういうやりとりが根づいているんだなと、自分でも少し驚いた出来事でした。

ちなみに、こうした言い合いの場面では、夫と次男はかなり引いています(笑)。
「また始まった……」という顔をされることもしばしばです。

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振り返ってみると、長男が高専に入って親元を離れた今、あれだけ激しくぶつかっていた時期が、ずいぶん遠く感じます。
当時は「この先、どうなるんだろう」と不安になることもありましたが、ぶつかりながらも繋がり続けてきたことが、今の関係につながっているように思います。

✅まとめ

❌ 感情的にならず、いつも冷静に話す
⭕️ 感情的になってしまっても、最低限のラインと、関係を繋ぎとめる言葉を持っておく

「感情的にならない」——正直、これは無理だと思っています。

発達障害の子育ては、きれいごとだけでは済みません。
意見がぶつかる時には、感情をぶつけ合うことだって必要なんじゃないかと、私は思っています。

うちは、長男ともよく言い合いをします。
それでも、親子関係は悪くないと感じています。
次男との関係も、もちろん良好です。

ぶつかることがあっても、それだけで関係が壊れるわけじゃない。
そのことを、同じように悩んでいるお母さんに伝えられたら嬉しいです。

子育てに「正解」はひとつではないと思います。
うちのやり方が、すべての家庭に合うとは限りません。それでも、誰かの心が少しでも軽くなるきっかけになれば嬉しいです。

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