※本記事にはPRが含まれます
📌 この記事でわかること
- 発達障害の子の「やる気」を親が出させようとしても通じない理由
- ADHDの長男のやる気スイッチが入った意外なきっかけ
- 「待つ」ことが最大の支援だったと気づくまでの話
「どうしたらやる気が出るの?」
これ、発達障害の子を育てるお母さんなら、一度は頭を抱えたことがあるんじゃないでしょうか。
声をかけても動かない。
環境を整えても動かない。
塾に行かせても、ただ座っているだけ。
ADHDの長男(現在高専2年)を育てて、私が最終的にたどり着いた答えは——
やる気スイッチは、親には押せませんでした。
何をやってもやる気が出ない——私が試してきたこと全部
長男のやる気のなさは、本当に長かった。
小学校時代は宿題を出さない、テストも「まあいっか」。
中学に入ると思春期も重なって、勉強どころか生活全般が投げやりに。
私がやってきたことを振り返ると——
❌ 「勉強しなさい」と声をかける → 無視か「わかってる」で終わり
❌ 塾に通わせる → 行くだけで何も身につかない
❌ 将来の話をする → 「別に」で終わる
❌ 目標を一緒に立てる → その日だけ、翌日には忘れている
❌ ご褒美作戦 → 一瞬だけ動いて、すぐ元通り
全部、私が主導したものでした。
全部、長続きしませんでした。
今思えば当然で——ADHDの特性として、外から与えられた動機より、自分の中から湧き出た動機の方がずっと強く働くんです。
「やらされること」へのブレーキがかかりやすい。
でも「やりたいこと」へのアクセルは、驚くほど強い。
⭐️ここが大事!
ADHDの子どもは「外から動かされること」より「自分で決めたこと」に動きやすい特性があります。親が頑張るほど、子どもが動かないという逆転現象が起きることも。
やる気スイッチを押したのは「友達の一言」だった
転機は、中学2年の終わりに突然やってきました。
長男が「高専に行く」と言い出したんです。
きっかけは、1つ上の友達でした。
その子がちょうど高専に合格したところで、寮の写真や食堂のメニューを見せながら「1年あれば来れるよ」と誘ってくれたらしい。
「寮のご飯」が、刺さったんです。
勉強の話でも、将来の話でも、進路の話でもなかった。
「寮に住んで、毎日ご飯が出てくる生活」——その具体的なイメージが、長男の何かに火をつけた。
私がどれだけ言葉を尽くしても動かなかった長男が、友達の一言と一枚の写真で動いた。
正直、笑ってしまいました。
でも同時に「そういうことか」とも思いました。
子どもの心に刺さるのは、親の言葉じゃないことがある。
18万円の教材を「自分から買ってほしい」と言った日
高専を目指すと決めてからも、「何をすればいいかわからない」状態が続いていた長男。
そんなとき、夫が高専専門の動画学習教材を見つけて長男に見せました。
すると長男が言ったんです。
「これを買ってほしい」
長男が自分から「買ってほしい」と言ったのは、初めてのことでした。
金額は約18万円。
一瞬だけ迷いました。
でもすぐに決めました。「塾代だって1回10万以上かかってた。自分でやると言ったなら信じよう」と。
長男は、その教材の動画をちゃんと視聴しました。
塾に行かされていたころとは、目の色が違った。
「自分で選んだ」という事実が、行動を変えるんだと思い知りました。
塾を「自分で減らす」と言い出したとき、私がした選択
その後、長男は個人塾に通いながら動画学習も続けていました。
しばらくして、長男が言いました。
「塾、週1に減らしたい」
そして1月には「休会したい」とも。
普通に考えたら不安になりますよね。入試直前なのに塾を減らすなんて。
でも私は、許可しました。
「自分で決めたことなら、自分でやり切る責任も持つ」
そういう経験を積ませることの方が、長期的に大事だと感じたから。
結果、長男は偏差値50以下から偏差値61の高専に合格しました。
塾を減らした選択が正解だったかどうかは今でもわかりません。
でも「自分で決めた」という経験が、最後まで走り切る力になったんだと思っています。
気づいたこと——やる気は「待つ」もの
長男のやる気スイッチを押したのは、友達の一言でした。
親の私ではありませんでした。
それでよかったんだと、今は思っています。
やる気は「出させるもの」じゃなくて「湧いてくるのを待つもの」。
親にできるのは、そのきっかけに出会える場所に連れて行くこと。
そして、動き出したときに邪魔しないこと。
夏休みにダラダラしていた長男を見ながら、「言っても無駄」と判断して何も言わなかった日がありました。
あのとき口を出さなかったことが、正解だったかどうかは今もわかりません。
でも、待ったから自分で動いた、という経験を長男は積んでいる。
それは確かです。
⭐️ここが大事!
「待つ」のは、何もしないことじゃありません。子どもが動き出したときにすぐ応えられる準備をしながら、信じて待つこと。それも立派な支援のひとつです。
まとめ
❌ 親が声をかけるほど、子どもは動かなくなる
❌ やる気は「出させるもの」じゃない
❌ 塾・ご褒美・約束——外からの動機は長続きしない
✅ 本人が「やりたい」と思える瞬間は、突然やってくる
✅ そのきっかけは、友達・体験・具体的なイメージ——親じゃないことも多い
✅ 「自分で決めた」経験が、最後まで走り切る力になる
✅ 待てる親でいることも、支援のひとつ
今まさに「うちの子、全然やる気が出ない」と悩んでいるお母さんへ。
あなたの声かけや工夫が無駄だったわけじゃないです。
ただ、スイッチを押すのは子ども自身なんです。
焦らず、その瞬間を一緒に待ちましょう。



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