発達障害の兄弟、定型発達のきょうだいへの影響は?——「きょうだい児」のことを書いてみる

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※本記事にはPRが含まれます

📌 この記事でわかること

  • 「きょうだい児」とは何か、どんな影響があるか
  • うちは2人とも発達障害——きょうだい児問題とは少し違う視点で考えたこと
  • 発達障害の子のきょうだいに、親がしてあげられること
  • 「公平にしなければ」という呪いを手放した話

「上の子にかかりきりで、下の子がかわいそう」

「定型発達のきょうだいに、我慢させすぎていないか」

発達障害の子を育てていると、きょうだいへの影響が気になることがあります。

うちの場合は少し特殊で、ADHD高専2年長男も自閉症中2次男も、2人とも発達障害があります。どちらかが「定型発達のきょうだい」というわけではない。

でも、親のエネルギーの配分・どちらかに手がかかる時期・兄弟間の不公平感——これはどの家庭でも起こりうることです。

今回は、「きょうだい児」というテーマを軸に、うちの経験と親として考えてきたことを書きます。

💡 「きょうだい児」とは?

「きょうだい児」とは、障害や病気のある兄弟姉妹を持つ子どものことを指します。

特別なニーズのある子に親の時間・エネルギーが集中しやすい状況の中で、きょうだい児が「我慢している」「後回しにされている」と感じることがあります。

⭐️ きょうだい児に起こりやすいこと

✅ 「自分のことで親を困らせてはいけない」と感じ、我慢しやすくなる
✅ 「なぜ兄(姉)だけ特別扱いなの?」という不満が出ることがある
✅ 外出先でのパニック・かんしゃくを恥ずかしいと感じることがある
✅ 将来「自分がこの子の面倒を見なければ」と過度なプレッシャーを感じることがある

これはきょうだい児が「心が狭い」のではありません。そういう状況に置かれれば、どの子でも感じることです。

一人でぼーっとしている長男と次男の癇癪に向き合う母

👦👦 うちは2人とも発達障害——それでも「手がかかる時期のずれ」はあった

長男と次男は3歳差です。どちらも発達障害がある。

「きょうだい児」という言葉が指す状況とは少し違いますが、手がかかる時期のずれ・親のエネルギー配分の問題はありました。

次男の幼児期は癇癪・脱走・パニックが激しく、私のエネルギーのほとんどが次男に向いていた時期があります。長男は「おとなしいから大丈夫だろう」と思っていたけれど、実は一人でボーっと過ごしていた。誰にも気づかれていなかった。

逆に長男が中学で荒れていた時期は、次男はまだ小学生。長男との関わりに追われながら、次男の学校や支援機関と連絡を取り続けていました。

2人とも発達障害があるからこそ、「どちらを優先するか」という苦しさが常にありました。

2人の息子それぞれと向き合う母

⚖️ 「公平にしなければ」という呪いを手放した話

長い間、私は「2人に公平にしなければ」という気持ちをどこかで持っていました。

同じだけの時間、同じだけの愛情、同じだけの支援——。でもそれは無理な話でした。その時々で手がかかる方が違うのだから。

ある時、「公平とは同じにすることではなく、それぞれが必要なものを受け取ること」という考え方に出会って、少し楽になりました。

長男には通級・高専という環境が必要だった。次男には家庭教師・バスケという居場所が必要だった。それぞれが違うものを必要としていて、それを渡せればいい。

「同じ」でなくても、「それぞれに合ったもの」を渡せていれば十分——そう思えるようになってから、肩が少し軽くなりました。

🤝 発達障害の子のきょうだいに、親ができること

① 「あなたのことも見ているよ」を言葉にする

きょうだい児が一番辛いのは「自分は見えていない」と感じることです。

「今日のバスケどうだった?」「テスト、頑張ってたね」——兄弟の話題じゃない、その子だけの話をする時間が、どんなに短くても大切です。

② 「なぜ違う対応なのか」を説明する

「なんでお兄ちゃん(弟)だけ特別なの?」と感じたとき、子どもが納得できる説明があるかどうかで、不満の向き先が変わります。

難しい言葉は必要ありません。「この子には、こういうことが難しいから、こういうサポートをしているんだよ」という説明を、年齢に合わせてしていくことが大切です。

③ きょうだい児自身の「好き」を守る

発達障害のある子の習い事・支援機関・通院——これらに家庭のリソースが集中しがちです。でも、きょうだいにも「この子のやりたいこと」を保障することが大切です。

次男のバスケは、うちにとってそういう意味を持っていたかもしれません。「次男のために確保された場所」として。

④ 「一緒にケアされる親」も許可する

きょうだい児を支えるためにも、親が追い詰められないことが大前提です。

「私も十分頑張っていない」と感じたとき、それは「もっと頑張れ」というサインではなく、「少し休め」というサインかもしれません。

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✅ まとめ

❌ 「公平に同じにしなければ」と自分を追い詰める
✅ 「それぞれに必要なものを渡す」でいい

❌ 手がかかる子に集中しすぎて、きょうだいが「見えない」状態になる
✅ 短くてもいい、「あなただけの時間」を意識して作る

❌ なぜ違う対応なのかを説明しない
✅ 年齢に合わせて「なぜか」を話す機会を作る

きょうだいのことが気になるということは、それだけ子どもたち全員のことを大切に思っている証拠です。

完璧にできなくていい。気づいて、少し動くだけで、子どもには伝わります。焦らず、一緒に進んでいきましょう。

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