発達障害の子、高校卒業後の就職どうする?——理想と現実の間で、親が今できること

📌 この記事でわかること

  • 発達障害の子どもが高校卒業後に選べる進路・就労の選択肢
  • 「理想の将来」と「今の現実」の間で揺れる親の本音
  • 在学中にできる、将来につながる3つの準備

※本記事にはPRが含まれます

子どもの将来、どこまで描けていますか?

「大学に行って……」「手に職をつけて……」「とにかく自立して……」

親なら誰だって、子どもの将来を考えます。
でも発達障害の子を育てていると、ふとした瞬間に「うちの子、どうなるんだろう」と不安に押しつぶされそうになることってありませんか?

私もそのひとりです。
長男はADHDで、今は高専の2年生。入寮して1年ちょっとが経ちました。

「技術職でやりがいを持って働いてほしい」という理想はあります。
でも今の私の本音は、もっとシンプルです。
「まず卒業してほしい。」

発達障害の子を育てる親の「理想と現実の間」にある気持ちと、今できる準備についてお話しします。

🗂️ 発達障害の子どもの高校卒業後、どんな選択肢がある?

まずは選択肢を整理してみましょう。
発達障害のある子どもが高校卒業後に選べるルートは、大きく分けると4つです。

① 一般就労

障害を「クローズ(非開示)」にして、一般の採用枠で就職する方法です。
職場に障害のことを伝えないため、周囲と同じ条件で働く必要があります。
「普通に働きたい」という気持ちが強い子には向いているケースも。
ただ、配慮を得にくいためしんどくなる場面もあります。

② 障害者雇用(オープン就労)

障害者手帳を持っている場合、「障害をオープンにした状態」で専用の採用枠に応募できます。
合理的配慮(ゆっくり覚えられる・静かな環境など)を受けやすく、長く働き続けやすい環境が整っていることが多いです。
給与水準は一般雇用より低めのことが多いという現実もあります。

③ 就労移行支援を経由する

就労移行支援とは、障害のある人が「就職に向けた準備をする場所」です。
就職活動のサポートだけでなく、ビジネスマナーや体力づくり、自己理解まで一緒に進めてもらえます。
期間は最長2年。在学中ではなく、卒業後や退学後に使うことが多い支援です。

「就職したいけど何から始めればいいかわからない」「一度失敗したから丁寧にやり直したい」という子に合っていると思っています。

④ 進学(大学・専門学校など)

就職の前にさらに学ぶルートです。
専門性を深めたい・やりたいことがある子には有効ですが、発達特性によっては大学の自由度の高さ(スケジュール管理・提出物・人間関係)が逆に難しくなることも。

どのルートが正解、ということはありません。
その子の特性・希望・状況によって、一番しんどくない道を選ぶのが大事だと思っています。

💭 「理想」と「現実」の間で——ゆうこの本音

長男が高専に合格したとき、私はこんなことを思っていました。

「機械情報の専門技術を活かせる仕事に就けたら。エンジニアとか、技術職として働いてくれたら。やりがいを持って働けたらいちばんいい。」

でも、今は少し違います。

成績は学校の中でも振るわない。
精神的に不安定になる時期もある。
寮から連絡があるたびに「どうしたんだろう」と胸がざわざわする。

今の私の願いは、もっとシンプルです。

まず卒業してほしい。
それだけで十分、というくらいの気持ちになることもあります。

もし中退や転校することになったとしても、それがゴールじゃない。
そのとき選べる次の道を、一緒に考えようと思っています。

「理想通りにいかない自分の子」を受け入れるのって、親にとってはひそかにしんどい作業なんですよね。
誰かに話すほどでもないけど、心の中でずっと揺れている感じ、伝わりますか?

📝 高校在学中にやっておきたい3つのこと

「卒業してから考えればいい」と思いがちですが、在学中にやっておくと後がぐっと楽になることがあります。
長男を育ててきた経験と、いろいろ調べてきた中で感じた「これは早いほうがいい」を3つお伝えします。

① 特性の自己理解を深める

「自分がどんな場面で困るか」「何が得意で何が苦手か」を、子ども自身が言葉にできると強い。

就職面接でも、支援者と話すときでも、「自分のことを説明できる力」はすごく大事です。
でも高校生のうちから自然に身につくわけじゃない。
親や支援者と一緒に「こういう状況が苦手なんだよね」「こういうときは助けてもらえると助かる」という会話を積み重ねておくことが、社会に出てからの自己申告につながります。

⭐ ここが大事!
「特性を言い訳にしない」と「特性を説明できる」は別物。自分の凸凹を知ること自体が、職場での生きやすさに直結します。

② 手帳・支援機関とつながっておく

障害者手帳(精神障害者保健福祉手帳)を持っている場合、高校卒業後に使える支援制度の入り口が広がります。
就労移行支援・ハローワーク障害者担当窓口・地域障害者職業センターなど、在学中から情報だけでも知っておくと安心です。

「どうせうちの子は手帳を使わない」と思っていても、状況は変わることがあります。
「こんな支援がある」と知っているだけで、いざというときの選択肢が変わります。

長男も精神障害者保健福祉手帳を持っています。
今すぐ使う予定はないけれど、持っていることで選択肢が増えると思っているので、更新だけはしっかり続けるつもりです。

③「続けられる環境」を一緒に考える

「何の仕事をするか」より「どんな環境なら続けられるか」のほうが、発達障害の子には重要なことがあります。

たとえば……
・ルーティンが決まっていると落ち着ける
・急な変更が少ないほうがいい
・騒がしい環境が苦手
・少人数の職場のほうが人間関係が把握しやすい

こういう「環境の条件」を本人が自覚していると、就職先を選ぶときに「ここは合わなそう」「ここはいけそう」という判断ができるようになります。

「どんな仕事が向いてる?」より「どんな職場なら続けられそう?」という会話を、在学中からしておくといいと思います。

🌱 親が子どもに願うこと——「しんどくない生活」でいい

長男の将来について、私が今思っていること・・・・

続けることがしんどくない仕事についてほしい。
自分で稼いで生きていけるように。
少数でも信頼できる人が周りにいたらいい。
苦労しないのは無理でも、生きることをしんどく思わないくらいの生活を築いてほしい。

できれば家庭を持ってほしいという気持ちもあります。
でも、それは「できれば」です。

子どもの幸せって、親が決めるものじゃないと頭ではわかってる。
でも心の中で「このくらいは叶えてほしい」という願いがあるのも、本当のこと。

「高収入」でも「出世」でもなくて、
「毎日をしんどくなく過ごせること」——それが私の今の願いです。

同じように感じているお母さん、いませんか?
理想を下げたわけじゃなくて、子どものことを深く知るうちに「本当に大事なこと」が見えてきた、そんな感じです。

💼 Neuro Dive(ニューロダイブ)

AIやデータサイエンスを学びながら就労を目指す、発達障害・精神障害のある方向けの就労移行支援サービス。専門スキルを身につけながら、自分に合った働き方を一緒に探してくれます。子どもが大人になったとき、選択肢のひとつとして知っておきたいと思っているサービスです。

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✅ まとめ

発達障害の子どもの高校卒業後の選択肢は、一般就労・障害者雇用・就労移行支援・進学とさまざまです。

どのルートが正解かは、その子の特性・希望・状況によって変わります。
「親が理想とするルート」と「子どもが続けられるルート」は、必ずしも一致しない。
それを受け入れるのが、まず大事なことかもしれません。

在学中にやっておきたいことをまとめると:

  • ✅ 特性の自己理解を深める(苦手・得意を言葉にする練習)
  • ✅ 手帳・支援機関の情報を知っておく
  • ✅「続けられる環境の条件」を一緒に考えておく

そして親としては——高収入や安定より、
「毎日をしんどくなく生きていける」ことを願う自分でいていい、と思っています。

完璧な将来設計じゃなくていい。
今この瞬間を、子どもと一緒に考えていくことが、きっとどこかにつながっています。

同じ気持ちを抱えているお母さんに届いていたら、嬉しいです。

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