※本記事にはPRが含まれます
📌 この記事でわかること
- 職場で目にする「特性のある大人」が静かに孤立していく現実
- 学校と社会の違い——誰も直接注意してくれない場所で生きるとは
- 子どものうちに育てておきたい「社会で生きる力」とは何か
- 私が我が子に特に意識させている、たった2つのこと
「あの人、なんでこんなこともわからないんだろう……」
職場でそう感じたこと、ありませんか?
私はあります。何度も。
発達障害のある子を育てるようになってから、職場の景色が少し変わりました。
スタッフの中に「あ、この人もしかして特性があるのかな」と感じる人が、ちらほら目に入るようになったんです。
そしてそのたびに考えます。
「わが子が社会に出たとき、こうならないようにするには、今から何ができるだろう?」と。
職場で目につく「特性のある大人」たち
私の職場には、さまざまな年齢・職種のスタッフが集まっています。
そのなかに、必ず数人はいるんですよね。
- 空気が読めない
- 相手の意図を汲み取れない
- チームで動くとき周りが見えない
- 同じミスを繰り返す
- わからないのに確認せず動く
子育ての中で長男や次男に言いたくなるような言葉を、そのまま大人に言いたくなる場面が出てくるんです。
「計画を立ててから動いて」「周りを見て」「わからなかったら聞いて」——そう心の中でつぶやきながら、見ていることがあります。
でも職場では、誰も直接注意してくれない
学校なら先生が「それは困る」と言ってくれます。
家庭なら親が「次はこうしようね」とフォローできる。
でも職場は違います。
誰も「あなたのここを直しましょう」とは言ってくれません。
ただ静かに、一緒に組むことを避けられたり、会話から外されたり、気づけば孤立していく——。
職場でそういう人を見ていると、なんとも言えない気持ちになります。
「この人、もっと早くに誰かが教えてあげられていたら……」と。
社会は、学校のようには手を差し伸べてくれません。
不器用さや特性は、自分で気づいて修正していかないと、静かに生きづらさが積み重なっていく場所です。
職場の光景が、子育ての「教科書」になった
職場でそういう場面を目撃するたびに、私は自然と子育てに引きつけて考えるようになりました。
発達障害のある子を育てていると、今の学校生活を乗り切ることで手いっぱいになりがちです。
でも本当は、その先の「社会でどう生きるか」まで視野を広げる必要がある——。
職場の人間模様は、私にとって10年後・20年後のわが子の姿を考えるヒントになっています。
特に印象に残っているのは、指示された仕事はできるのに「困ったら自分で声をかける」ができない人の話です。何かトラブルが起きたとき、相談せずに一人で抱え込んで大きくなってしまう。「なんで早く言わなかったの?」という場面を何度も見てきました。
発達障害のある子はこのタイプが多い、と感じています。「わからなくても黙っている」「困っても言えない」——これは学校時代に「困ったら言っていい」という経験を積んでこなかった結果なのかもしれない、と思っています。
社会で困らないために、今から育てたい4つの力
職場で「特性のある大人がつまずくポイント」を見てきた経験から逆算して、子どものうちに身につけさせたいと思っていることをまとめます。
① 計画性を持つ練習
宿題・自由研究・期限のあること——家庭の中で「期限までに逆算して動く」練習を少しずつ。
最初は親が一緒にスケジュールを立てるだけでいい。「いつまでに何をするか」を意識する習慣が、社会では大きな差になります。
② 相手の立場を想像する力
会話や遊びの中で「相手はどう思うかな?」と問いかけてみる。
小さな問いかけの積み重ねが、相手視点を持つ習慣につながります。
③ 周囲のペースに合わせる意識
家庭の中でも「みんなで準備・みんなで片付け」の時間をつくる。
「自分だけのペース」から「みんなのペース」に切り替える練習です。
④ わからないことをそのままにしない習慣
「聞くのが恥ずかしい」より「わからないまま動くほうが困る」と気づかせる。
質問の仕方を教えることも、立派なスキルトレーニングです。
⭐️ ポイント:社会で孤立する大人を見ていると、学力や資格より「コミュニケーション力」「自己調整力」のほうが重要だとわかります。これらは今から家庭で少しずつ育てられます。
私が我が子に特にこだわる、たった2つのこと
あれこれ書いてきましたが、具体的に意識していることは2つだけです。
- ✅ ハキハキとした挨拶
- ✅ 「ありがとうございます」「申し訳ありません」が自然と出ること
この2つだけ。
職場でも、社会でも、この2つができるかどうかで印象がまるで変わる場面を何度も見てきました。
難しいことより先に、これだけは身につけてほしいなと思っています。
いろんな場面を職場で見ているうちに、子育ての日常でそれが自然と出てくるようになってきた気がします。特別に「さあ訓練しよう!」と構えなくても、日々の中で声がけしていれば、少しずつ身についていくものだと信じています。
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「困ったら言える子」に育てることが最優先
4つの力を挙げましたが、もし一つだけ選ぶなら——「困ったら自分で声をかけられること」を育てることが最優先だと思っています。
宿題でわからない箇所があったとき、「先生に聞いてみる?」と背中を押す。友達とトラブルがあったとき、「自分から謝れた?」と聞いてみる。うまくいかないことがあっても、「次はどうしようか」を一緒に考える。
「黙って抱え込まない」という習慣は、小さな経験の積み重ねでしか育ちません。職場でも家庭でも、「声をかけていい環境」が安心感につながる。今の子育てで意識していることの中で、これが一番大切だと感じています。
まとめ:子育ては「今」だけでなく「10年後」のため
📋 まとめ
- ❌ 学校・家庭と違い、社会では誰も直接注意してくれない
- ⭕️ 特性のある大人が孤立するのは、早期に誰も教えなかったから
- ⭕️ 計画性・相手視点・自己調整力は家庭で育てられる
- ⭕️ まず「挨拶」と「感謝・謝罪の言葉」だけでも意識して
職場で孤立している大人の姿を見るたびに、「この人がもっと早くに誰かに教えてもらえていたら」と思います。
それは、わが子への願いでもあります。
子育ては、今の学校生活を乗り切るためだけではない。10年後・20年後に、社会の中で自分らしく生きていけるように——小さな習慣づくりから始めたいと、強く思っています。
職場での経験は、私にとって「育て直せない大人」を見続ける場でもあります。だからこそ今、子どもと一緒に少しずつ積み上げていきたいと思っています。
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