視力検査でわかった0.3の世界|ASD次男、メガネ全滅からまさかのコンタクト定着まで

ASD次男の記録

📌 この記事でわかること

  • 視力0.3でも「見えてるから大丈夫」と言い張ったASD次男の話
  • 感覚過敏でメガネが全滅し、まさかのコンタクトが定着した経緯
  • 問題が解決してホッとした後にやってきた「お金」の現実的な悩み

※本記事にはPRが含まれます

「うちの子、見えてないのに『見えてる』って言い張るんです」

そんな経験、ありませんか?

うちのASD次男(中2)がまさにそうでした。

視力0.3。それでも本人は「見えているから大丈夫」の一点張り。
そこから始まった、メガネ全滅・まさかのコンタクト定着・そして「お金」の現実までの記録です。

👓 視力検査でわかった「0.3の世界」

次男の視力低下に気づいたのは、小学4年生のときの学校の視力検査でした。

結果は0.3くらい。

「えっ、そんなに見えてないの?」と驚いたのですが、本人に聞いても、

「見えているから大丈夫」

の一点張り。

困っている様子もなく、本人の中では「これが普通」だったんだと思います。
見えづらさを「つらい」と感じる感覚そのものが、私たちとは少し違うのかもしれません。

😣 メガネを何本も試したのに、全滅だった

「見えているから大丈夫」と言われても、視力0.3はさすがに心配です。

そこから、メガネ探しが始まりました。

眼鏡屋さんに相談して、おすすめしてもらった「かけたことを忘れるくらい軽い」というメガネ。
本人がちょっとでも気に入るかもと思って選んだ、かっこいいデザインのメガネ。

「きっとダメだろうな」と思いながらも、他に方法がないので、いろいろ買って試しました。

軽いフレーム、子ども向けの丈夫なタイプ、本人が「いいかも」と一瞬反応したデザイン。
気になるものは一通り試した気がします。

結果は——

持って回るだけで、まったくかけてくれない。

感覚過敏のあるASDの子にとって、顔に何かが触れ続ける感覚は、想像以上に大きなストレスになります。
「軽いから平気だろう」「デザインが気に入れば」という私の予想は、ことごとく外れました。

🏀 バスケを始めて、いよいよ放っておけなくなった

視力のことは気になりつつも、「本人が困っていないなら」と、しばらく様子を見ていました。

でも、次男が中学でバスケ部に入ってから、状況が変わります。

ボールを追いかける。コートを走る。とっさに人を見分ける。
視力0.3で、これを続けるのは正直危ないのでは——そう感じるようになりました。

これはもう、放っておけない。

今年の4月、ダメもとで眼科に連れて行きました。

洗面所の鏡の前でコンタクトを入れる中学生のイラスト

😳 ダメもとで試したコンタクト、まさかの成功

「コンタクトなんて、メガネより無理に決まってる」

正直、そう思っていました。直接目に触れるものなんて、感覚過敏の次男には絶対ハードルが高いと。

でも——結果は、まったく逆でした。

意外にも、目にレンズを入れる動作そのものができてしまったんです。
しかも、違和感の訴えもほとんどありませんでした。

これには本当に驚きました。

⭐ここが大事!
実は、診察の前に「次男には特性がある」と眼科の先生に伝えていました。

担当してくれたお兄さん先生がとにかく褒め上手で、
「すごいぞ、すごいぞ!」と、終始テンション高く盛り上げてくれたんです。

その雰囲気にうまく乗せられて、次男は最後までやり切ることができました。
「優しい人・自分を認めてくれる人には心を開く」という次男の特性が、いい方向に働いた瞬間でした。

本人に聞いても「べつに、なんともない」とけろっとした顔。
あれだけメガネを拒否していたのが嘘みたいで、私の方が拍子抜けするくらいでした。

そこから1ヶ月。今のところ、コンタクトは続けられています。

📚 「見えている世界」のちがいを知るために

発達障害がある人は、視覚や感覚の感じ方そのものが定型発達の人と違うことがあります。「なぜこの子はこう感じるんだろう」と思ったとき、専門家の解説を読むと、子どもの世界が少し見えやすくなります。

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💸 過敏ゆえの「1日に何度も交換」問題

ただ、すんなりとはいきませんでした。

感覚過敏は、ここでもしっかり顔を出します。

シャワーや洗顔のたびに、コンタクトを外す。
そして、少しでも違和感があると、すぐに新しいものに付け替える。

結果として、1日に2回以上交換することも珍しくありません。

当然、ワンデー(使い捨てタイプ)でないと対応できません。

かかる費用は、ひと月でおよそ1万円。

「やっと見える方法が見つかった」とホッとしたのもつかの間、
頭の中に浮かんできたのは、毎月の出費のことでした。

🏀 「入れても入れなくても変わらない」と言っていた次男に起きた変化

面白いのが、次男自身の感覚です。

コンタクトを入れても、入れなくても、

「別に変わらないけどね」

と、相変わらずどこ吹く風。

「そんなに見えてないことに、本当に困ってないのかな…」と、私の方が不思議に思うほどでした。

でも、コンタクトを入れて時計の文字を読んでもらうと、ちゃんと読める。
視力が出ているのは、間違いありませんでした。

そんな次男が、初めて「見えないと困る」と実感した出来事がありました。

バスケの練習試合でのこと。
相手校の生徒がたまたま自分のチームと同じ色のシャツを着て審判をしていたんです。

次男は味方と勘違いして、その審判にパスを出してしまいました。

このとき初めて、「見えていないと、こんな失敗をするのか」と本人なりに気づいたようでした。

「見えにくい」という感覚そのものが薄かった次男にとって、
これは、自分の目で「困りごと」を実感できた、貴重な出来事だったのかもしれません。

😮‍💨 ホッとした後にやってくる「お金」の現実

長年の懸案だった「視力問題」が、まさかのコンタクトで解決した。

これだけでも、肩の荷がふっと軽くなるような出来事でした。

でも——ホッとしたのも束の間、次にやってきたのは「お金」の心配です。

月1万円のワンデーコンタクト。
これがこの先、何年も続いていくと考えると、正直ちょっとため息が出ます。

発達障害の子を育てていると、こういう「見えないところでお金がかかる」場面によく出会います。
塾、療育、検査、グッズ、そして今回のような医療面のこと。

ひとつ問題が解決すると、ホッとする間もなく、次の現実が見えてくる。
そんな繰り返しだなと、しみじみ感じています。

「もっと早く気づいてあげればよかったのかな」
「これからずっとこの出費が続くのかな」

そんな考えが、頭の中をぐるぐる回ります。

今、心の中で密かに決めていることがあります。

「次男が成人したら、絶対にICL(眼内コンタクトレンズ)の手術をさせよう」

毎月の出費が続くより、将来的にはその方が本人のためにもいいのではないか。
気の早い話ですが、今からそんな計画を立てています。

✅ まとめ

❌ メガネ=発達障害の子に合う、とは限らない
✅ 感覚過敏があっても、コンタクトが定着することがある
❌ 「見えている」という本人の言葉を、そのまま信じすぎない
✅ 本人が実感するきっかけは、思わぬところからやってくる
❌ 問題が解決したら、それで終わり
✅ 解決した先には、また新しい現実(お金など)が見えてくることもある

「うちの子も、メガネを嫌がって困っている」
そんな方にとって、コンタクトという選択肢が頭の片隅に残ったら嬉しいです。

同じように悩んでいるお母さんに、少しでも届いていますように。

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