発達障害の子を育てながら仕事を辞めなかった理由【体験談】両立を支えた準備と工夫

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📌 この記事でわかること

  • 発達障害の子を育てながら仕事を続けた10年のリアル
  • 「辞めない」と決めるための事前準備でやっておいてよかったこと
  • 育児と仕事の両立を支えた夫婦の役割分担のコツ
  • 「もう無理」と思ったときにとった選択肢

「発達障害の子を育てながら、仕事って続けられるの?」

「いっそ辞めた方が子どものためになる?」

この悩み、一度は頭をよぎったことがある方、多いんじゃないかと思います。

私もそうでした。

長男(ADHD)と次男(ASD)、2人の発達障害の子を育てながら、それでも私は仕事を辞めませんでした。

今、長男は高専2年・入寮中、次男は中学2年。やっと少し落ち着いてきた今だからこそ、あの頃を振り返って正直に書いてみます。

子育てを何も知らないまま母になった

私は結婚するまで、子育てをした経験がまったくありませんでした。

オムツ替えも抱っこも未知の世界。そんな私のもとに長男が生まれたとき、予想外の毎日が始まりました。

長男はとにかく「寝ない子」でした。

昼も夜もまとまって眠らない。私が取れるのはほんの「うたた寝」程度。産後すぐから慢性的な寝不足で、心も体も限界ギリギリの状態が続きました。

「こんなに大変だと思わなかった……」

それでも若さだけで、なんとか乗り切っていたように思います。

仕事中だけが「心の休憩」だった

育休を1年取って復職しましたが、実家は両方とも遠方で日常的に頼れる先がありませんでした。

市の保育園には落選。預けられたのは職場の保育園だけでした。

でも、その保育園には「親が休みの日は子どもを預けられない」というルールがあって。

休みの日こそ自分も休みたいのに、子どもと一日中向き合うことになる。心身ともに疲労困憊でした。

それでも不思議なことに——唯一心が休まったのは「仕事をしている時間」でした。

自分のペースで動けて、社会とつながっている実感がある。

「仕事が息抜きになってる。これって変なのかな?🤔」と思いながらも、その時間が私を支えてくれていました。

「仕事は辞めない」と決めていた理由

最初から、私は決めていました。

「仕事は辞めない」と。

理由は、子どもが生まれた時点で将来の経済を考えていたからです。

一度仕事を辞めると、子持ちで再就職するのは難しい。それは当時からわかっていました。

だからこそ、結婚のタイミングで「休暇がとりやすく残業がない」職場に転職しておいたんです。

⭐️ここが大事!

「子どもが生まれてから」ではなく、結婚の時点で職場環境を整えておいた。これが後になって何度も助けてくれました。

しかも転職時に職場へ伝えていたんです。「結婚すること」「産休を2回とりたいこと」を。事前に了承を得ておいたことで、産休・育休の取得、復帰後の有給の使いやすさ、遅刻や早退の融通まで、本当に助けてもらいました。

当時は「まあその方がいいかな」程度の準備でしたが、結果的にはこの決断に何度も救われました。準備していなければ、常勤で働き続けるのは到底無理だったと思います。

次男が生まれて、長男の「違い」に気づいた

長男が2歳半のとき、次男が生まれました。

次男もまた寝ない子で、毎日は本当にてんてこまい。夜泣き・授乳・抱っこで家の中を歩き回ることも日常茶飯事でした。

次男が1歳になって地元の保育園に預けられるようになって、やっと少し生活に余裕が出てきた頃——長男の「ちょっと違うかも」という特性が気になり始めました。

ただ深刻には悩まなかったんですよね。「ふーん、そうかもな」という感じ。次男も寝ない子だったので、育てにくさを「そういうもの」と思っていたんです。

「この子はこういう子なんだな」という感覚で受け止めていたのが、今思えば私に合っていたのかもしれません。

仕事を続けるためにやった小さな工夫

育児と仕事を両立するために、私がやった工夫のひとつが——テレビを見ないこと

ドラマやワイドショーをつけると、つい見入ってしまう。その時間を削ることで、少しでも余力を確保しました。子ども番組以外は基本つけない生活に切り替えたんです。

夫にも協力してもらいました。趣味のゴルフを月1回から3か月に1回程度に減らすこと。夫婦で「今はここまで」と折り合いをつけて、私が仕事を続ける選択を守ることができました。

⭐️両立のコツ

「我慢してもらう」ではなく「今はここまで」という共通認識を夫婦で持てたのが大きかった。夫に具体的にお願いすると動いてくれます。

「もう無理かも」と思った時期のこと

もちろん、順調なことばかりではありませんでした。

長男が小学校に上がるタイミング、私の体調が優れなかった時期、長男が小5で夫が単身赴任になったとき——「もう無理かも」と本気で思ったことがあります。

そのとき私は職場に相談しました。

「いざとなったら一度パートにしてほしい。落ち着いたら常勤に戻らせてほしい」

条件として提示したのは「パートの間も仕事量は同じくこなす」ということ。収入は大幅に減るけれど、「最悪はパートで続けられる」と思えただけで、心がずいぶん楽になりました。

「辞める」という選択肢じゃなくて「形を変えて続ける」という選択肢があると知っておくことで、追い詰められなくて済む。これは本当に大きかったです。

「手をかける」と「お金をかける」を意識した

仕事を続けながら子育てする中で、私が大切にしてきたことがあります。

「できる範囲で手をかける」「できる範囲でお金をかける」ということ。

無理はしない。でも、子どもたちが将来の選択肢を少しでも広げられるように、できることは考えて行動してきました。

放課後等デイサービスも然り、診断を受けるための病院探しも然り。お金がかかっても「これは必要な投資だ」と思えることには動いてきました。

発達障害の子の育て方や関わり方を学ぶために本を読んだり、支援者とのやりとりに時間をかけたり——そういう地道な積み重ねが、じわじわと効いてきたと感じています。

📚 発達障害の子の「見え方」を知る一冊

「発達障害の人が見ている世界」は、子どもの目線から特性を理解できる本。「なんでこんな行動をするの?」という疑問がすっと解けて、関わり方がラクになります。仕事と育児の両立で余裕がないときこそ、一度読んでみてほしい一冊です。

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夫の「ふんわり」が家庭を救っていた

振り返って、一番よかったと思うのが——私ががむしゃらに必死で走っていた一方で、夫は「ふんわり」構えてくれていたことです。

「同じくらい頑張ってよ」と思う時期も、正直ありました。夫は子どもの特性をそれほど深刻に捉えていなかったので、「なんでそんなに気楽なの」と感じることも。

でも今になって思うのは、母が必死になりすぎてイライラしていたとき、夫がふんわり構えていてくれたからこそ家庭のバランスが取れていたのかもしれない、ということ。

夫に何かお願いするときは「具体的に指示を出す」ことが大事でした。「なんかやって」ではなく「〇〇をお願い」と伝えると、できる範囲でちゃんと動いてくれました。

夫婦のやり方は家庭によって違うけれど、「どちらかが必死なとき、もう一人がゆったりしている」バランスが、案外うまくいくのかもしれません。

まとめ

❌ 「発達障害の子を育てながら仕事は無理」→ 事前準備と職場選びで続けられる
❌ 「辞めるか続けるかの二択」→ 「形を変えて続ける」という第三の選択肢がある
❌ 「夫婦で同じ熱量じゃないといけない」→ 一人が必死、一人がゆったりのバランスが案外うまくいく

✅ 職場選びと事前の根回しを結婚時点でやっておく
✅ テレビを消すなど小さな工夫で余力を生む
✅ 「辞める」より「形を変える」選択肢を持つ
✅ 夫には「具体的な指示」でお願いする

がむしゃらだったあの頃の自分に言ってあげたいのは、「準備と工夫をしていれば、意外となんとかなるよ」ということ。

完璧じゃなくていい。辞めることだけが正解じゃない。

同じように悩んでいるママ・パパがいたら——一人じゃないです。同じ道を歩んでいる仲間は、たくさんいます😊

仕事と育児の両立について、あなたの工夫や経験をぜひコメントで教えてください。きっと同じ悩みを持つ誰かの参考になります。

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