📌 この記事でわかること
- ASD(自閉スペクトラム症)の子が眠れない理由と、小学校6年間の実録
- 添い寝・トントン・眠剤……試してきたことと、少し効果があったこと
- 中学で改善してきた経緯と、今(中2)の状況
※本記事にはPRが含まれます
「21時に布団に入れているのに、22時になってもまだ起きている」
うちの次男の話です。
ASD(自閉スペクトラム症)の診断を持つ次男は、小学校に入ってから6年間、
ほぼ毎晩眠れませんでした。
21時に布団に入らせても100%の確率で22時はまだ起きている。
半分くらいの夜は0時を過ぎても起きていました。
「うちだけかな」「どうしたら寝てくれるんだろう」と悩んでいる親御さんへ、
わが家の6年間の実録を書いていきます。
😴 21時に布団・0時まで起きている日々
次男を布団に入れるのは21時。
でも100%の確率で、22時にはまだ起きています。
まれに22時半に寝ることがある。
半分くらいは0時になっても寝ていない。
まれに、全く眠れない夜もありました。
翌朝の登校が心配になる夜が、小学校の6年間、ずっと続きました。
本人に「なんで寝られないの?」と聞くと、
「なんか寝れない…」とだけ言います。
うまく理由を説明できないのか、本当に自分でもわからないのか。
でも「眠れなくて苦しい」という感覚は、ちゃんとあるようでした。
眠れない夜が続いても、次男は翌朝ちゃんと起きて登校していました。
それがせめてもの救いでしたが、毎晩の「眠れない問題」が解決することはなく、
私自身もじわじわと疲弊していきました。
😓 低学年:添い寝・トントンの消耗戦
低学年のうちは、最初から添い寝をしていました。
布団に一緒に入って、背中をトントンし続ける。
それでも眠れない。トントンが止まると起きる。
また始める。また止まると起きる。
「今夜こそ早く寝てくれたら…」と思いながら、トントンし続ける夜。
やることが山積みなのに動けない。
「まだ寝てくれないの」という気持ちを抑えながらトントンし続ける。
これが本当にしんどかった。
発達障害の子育てでしんどいことはたくさんありますが、
「毎晩の不眠対応」は体への負担がじわじわと大きいです。
寝不足の子どもと、睡眠が削られる親。
低学年のころは、この消耗戦が毎晩繰り返されていました。
💊 4年生ごろ:眠剤を処方してもらったが…
小学4年生ごろ、かかりつけの発達外来で眠剤を処方してもらいました。
ただ、子ども向けの弱い薬なので、効かないことの方が多かった。
「飲んだから寝られる」という夜もあれば、飲んでも全然変わらない夜も。
薬があれば安心、とはならず、相変わらず添い寝とトントンの夜が続きました。
「薬を飲んでもこれか…」と正直落胆しました。
でも眠剤を飲むことを習慣にしながら、様子を見続けるしかありませんでした。
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🌙 高学年:22時・22時半・23時と巡回する夜
高学年になると、さすがに添い寝はやめました。
一人で布団に行かせて、私は家事を済ませる。
22時ごろ一度見に行って、少しトントン。
また戻って用事を続けて、22時半に見に行く。
23時にもう一度。
一度寝ても浅いとすぐ起きてしまうので、
定期的に見に行ってはトントンを繰り返す夜が続きました。
「今夜も眠れているかな」を確認しながら家事をする生活。
「さっきトントンしたときは寝ていたのに…また起きてる」という夜もある。
そういうときは、また布団の横に座って少しトントン。
これが小学校卒業まで続きました。
親として感じたことがあります。
次男にとって「一人で眠る」という行為は、
単純に「目を閉じて横になる」よりずっとエネルギーがいることなんだ、と。
「眠れるようになってほしい」と思うのと同時に、
「眠れなくて本人が一番つらいんだよな」とも感じていました。
⭐ 「なんか寝れない」——ASDの子が眠れない理由を考えてみた
ASDの子が眠りにくい理由としてよく言われることをまとめると、こうなります。
✅ 感覚過敏:布団の感触・音・光・温度などが気になって眠れない
✅ 不安の高さ:「明日は〇〇がある」「あのこと、どうなるんだろう」という思考が止まらない
✅ 切り替えの難しさ:「起きている状態→眠る状態」への切り替えが苦手
✅ 体内時計のズレ:ASDには睡眠リズムの乱れが出やすいことがある
次男の「なんか寝れない…」は、おそらくこれらが複合的に絡んでいたんだと思います。
本人も何が原因かわからないから、うまく言葉にできない。
「なんか寝れない」という一言しか出てこない。
ASDの子は自分の不快を言語化するのが難しいことがあります。
「眠れない」という感覚を抱えながら、それをうまく伝えられない子どもと、
「なんとかしてあげたい」と思いながら方法が見えない親——
そのすれ違いが、6年間続いていました。
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🌅 中学に入って、変わってきた
小学校卒業後、中学1年生になってから、少しずつ改善してきました。
発達外来で眠剤の量を増やしてもらったこと。
身体が成長して疲れやすくなったこと。
学校の生活リズムが定着してきたこと。
いくつかの要因が重なったんだと思います。
中1のときも同じように見に行っていましたが、
22時半に寝られていることが増えてきた。
「あれ、もう寝てる」という夜が続くようになって、
じわじわと「普通の夜」が増えていきました。
あの6年間は何だったんだろう、と思うくらい、自然に改善していきました。
💛 今(中2)の状況
現在、中学2年生になった次男の睡眠は、
小学校のころとは別物になりました。
見に行くけど、ほぼ寝られている。
時々「布団に入って1時間寝られなかった」という夜はまだあります。
でもそれはもう「よくあること」ではなくなりました。
22時に見に行って・22時半に見に行って・23時に見に行って……
という夜を繰り返していたことが、今では遠い記憶のようです。
「いつまで続くんだろう」と思っていたあのころ。
でも、ちゃんと変わりました。
長い夜が続いているお母さんへ——
うちの次男も6年かかりましたが、ちゃんと変わりました。
焦らず、子どもの成長を信じながら、少しずつ乗り越えていきましょう。
✅ まとめ
| 時期 | 状況 | 対応 |
|---|---|---|
| 小学校低学年 | 21時就寝→0時まで起きていることも | 添い寝・トントンし続ける |
| 小学4年〜 | 眠剤開始。効かないことが多い | 処方継続しながら巡回 |
| 小学高学年 | 変わらず不眠続く | 22時・22時半・23時と定期巡回 |
| 中学1年〜 | 眠剤増量で徐々に改善 | 巡回は続けるがほぼ寝られるように |
| 現在(中2) | ほぼ眠れている。たまに1時間寝れない夜あり | 見守り程度 |
ASDの子の睡眠問題は「意志の問題」でも「しつけの問題」でもありません。
特性からくる「眠れない」を、子どもなりに抱えています。
次男の6年間の記録が、同じ夜を過ごしているお母さんの参考になれば嬉しいです。
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