発達障害の子育てで出会う専門家6職種——誰が何をしてくれる人か、つながり方まで整理しました

ASD次男の記録

📌 この記事でわかること

  • 発達障害に関わる6つの専門職の役割と「何をしてくれる人か」がわかる
  • どのルートでつながれるか——病院・療育・学校それぞれの入口
  • 心理士・作業療法士・言語聴覚士……似てるようで全然違う仕事の中身
  • 長男・次男の支援で実際に関わった専門家の話

※本記事にはPRが含まれます

「発達障害かも、と思ったらまず誰に相談すればいい?」

この答えに詰まってしまうお母さん、多いと思います。

医師・心理士・言語聴覚士・作業療法士・理学療法士・カウンセラー……
支援の世界には様々な専門職がいますが、「誰が何をしてくれる人なのか」がわかりにくい。

私も最初は全然わかりませんでした。長男の診断が出るまでに小児科・大学病院・発達外来と3か所をたどり、「この先生は何をする人?」と混乱していた。

この記事では、発達障害の支援で出会う専門職を1つずつ整理します。役割・つながり方・実体験をセットで書きました。

まず知っておくこと——専門家への「入口」は医師が基本

発達障害に関わる専門職はたくさんいますが、療育や支援につながるための入口はほぼ共通しています。

⭐️ 最初の一歩は「かかりつけ医→発達外来」がもっとも一般的なルートです。

保育園や学校から「一度専門機関に相談を」と勧められたら、まずかかりつけの小児科に相談。そこから発達外来や療育センターへの紹介につながることが多いです。

では、その先に出会う専門職たちを順番に見ていきましょう。

医師(小児科・児童精神科・神経科)——診断と服薬ができるのはこの人だけ

発達障害の「診断」を出せるのは、医師だけです。これは法律で決まっています。

心理士がどれだけ詳しく検査しても、学校の先生がどれだけ長く子どもを見ていても、「ADHDです」「ASDです」と診断を下せるのは医師のみ。まずここを押さえておくと、支援の流れが理解しやすくなります。

✅ 発達障害の診断
✅ 服薬の処方・管理(コンサータ・ストラテラなど)
✅ 他の専門職への紹介・連携

うちの場合、長男の診断は「小児科→大学病院(MRI検査)→発達外来」という3ステップでした。次男は長男の通院に同行したことがきっかけで診断につながりました。かかりつけ医との信頼関係が、その後の支援の入口になります。

医師との診察室のイラスト

心理士・公認心理師——検査・カウンセリングの専門家

「心理士」と聞くと「カウンセリングをする人」というイメージが強いかもしれませんが、発達障害の支援では心理検査(WISC等)の実施者としても重要な役割を担っています。

WISCとは子どもの知能・認知特性を測る検査で、「どこが得意でどこが苦手か」を数値で示してくれるものです。この検査を実施・解析するのが心理士の仕事。

心理士の役割:
✅ WISC・田中ビネーなどの心理検査
✅ 子どもへのカウンセリング・心理療法
✅ 親へのカウンセリング・育て方の相談
✅ 支援方針のアドバイス

次男は小学1年と小学5年の2回、発達支援センターでWISCを受けました。「得意な学び方」「支援のポイント」を丁寧に説明してもらい、学校や家庭での関わり方が大きく変わりました。

「子どもの困りごとを相談したい」だけでなく、「私自身が疲れた」という気持ちを持っていっても大丈夫な場所でもあります。

心理士と検査を受ける子どものイラスト

言語聴覚士(ST)——言葉・発音・読み書き・飲み込みの専門家

「言語聴覚士」は名前から「言葉のリハビリをする人」とイメージされがちですが、実はもっと広い領域を担当しています。

言語聴覚士(ST)の役割:
✅ 言語発達の遅れ・言葉が出ない子のサポート
✅ 発音・吃音(どもり)のトレーニング
✅ 読み書きの困難(LD・ディスレクシア)への支援
✅ 聴覚処理の問題(聞き取りにくさ)へのアプローチ
✅ 飲み込み・食べる機能の支援(乳幼児期)

「字は読めるのに意味が入ってこない」「聞き間違いが多い」「発音がはっきりしない」——こうした困りごとにはSTが関わることが多いです。

病院リハビリ科・療育施設に在籍していることが多く、医師の紹介か療育センターへの相談で出会えます。

作業療法士(OT)——感覚統合・手先・日常生活動作の専門家

発達障害の子育てで「この人に出会えてよかった」という声が特に多いのが、作業療法士(OT)です。

作業療法士(OT)の役割:
✅ 感覚統合療法(感覚過敏・感覚鈍麻へのアプローチ)
✅ 手先の細かい動作(箸・鉛筆・はさみ・ボタンなど)
✅ 着替え・食事・整理整頓など日常生活動作(ADL)
✅ 注意・集中・感情コントロールの支援

「感覚統合」とは、視覚・聴覚・触覚・固有感覚などの感覚情報をうまく整理して使う力のこと。発達障害の子は感覚の処理が独特で、「触られるのが苦手」「音に過敏」「逆に痛みを感じにくい」といった特性が出やすい。OTはそこに専門的にアプローチします。

長男の服装の感覚過敏(夏冬問わず薄い長袖長ズボン)も、OTの視点でみると「感覚の調整が独特」ということが説明できます。早めにOTにつながれていたら、もっと早く対応できたかもしれない、と今でも思うことがあります。

理学療法士(PT)——身体・運動・姿勢・バランスの専門家

理学療法士(PT)は「粗大運動」と呼ばれる全身を使った動きの専門家です。

理学療法士(PT)の役割:
✅ 歩く・走る・跳ぶといった基本的な運動発達
✅ 姿勢保持(授業中すぐ崩れてしまう子)
✅ バランス感覚・体幹のトレーニング
✅ DCD(発達性協調運動障害)へのリハビリ

「うちの子、すぐ椅子からずり落ちる」「体育が苦手すぎる」「転びやすい」——そういった困りごとにはPTが関わります。OTが「手先・感覚」担当なら、PTは「全身・動き」担当というイメージです。

病院のリハビリ科・療育施設・放課後等デイサービスで関わることが多いです。

スクールカウンセラー・相談支援専門員——学校と地域の相談窓口

病院や療育とは別に、学校と地域にも相談できる専門家がいます。

スクールカウンセラー(SC)
心理の専門家として学校に配置されています。子どもだけでなく保護者も相談できます。ただし週1日程度の配置が多く、毎日いるわけではないので、早めに予約を取るのがコツです。

相談支援専門員
福祉サービスを使うときに「サービス利用計画」を作ってくれる人。放課後等デイサービスや療育などを利用する際に登場します。「どんな支援を組み合わせるか」を一緒に考えてくれる存在で、知っていると心強いです。

長男・次男ともに、保育園時代から市の福祉職員(相談支援の担当)が定期的に関わってくれていました。「誰に何を相談すればいいか」を整理してくれる存在として、本当に助かりました。

専門家をうまく活かすために——親が持っておくといいもの

どんなに良い専門家でも、親が情報を整理して持参しないと、限られた時間の中で核心に触れられないまま終わることがあります。

⭐️ 専門家に会う前に準備しておくと良いこと:

✅ 困っている場面を具体的にメモ(「毎朝〇〇ができない」「授業中に〇〇がある」)
✅ いつ頃から・きっかけを記録
✅ 家と学校の様子を両方伝える
✅ 前回の検査結果・支援計画があれば持参

「なんとなく心配」より具体的な場面を伝えるほど、専門家は動きやすくなります。

💬 Kimochi——話せる相手がいると、違います

専門家に相談できる場所が増えても、「親自身のしんどさ」を話せる場所はなかなかないもの。Kimochiはオンラインで気軽に使えるカウンセリングサービスです。子どものことも、自分自身のことも、まず言葉にしてみるだけで変わることがあります。

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「誰に何を頼めばいいか」がわかると、動きやすくなる

専門職の名前を聞いても「結局誰に行けばいいの?」と思うかもしれないので、最後に整理します。

❌ 「診断が欲しい・薬を使いたい」→ 医師以外では対応できません
✅ まずかかりつけ医に相談、発達外来へ紹介してもらう

❌ 「うちの子の得意・不得意を数値で知りたい」→ 医師に頼んでも検査はしてもらえないことが多い
✅ 心理士に依頼(発達支援センター・病院の心理部門)

❌ 「言葉が遅い・発音が気になる・文字の読み書きが苦手」→ 先生に相談だけでは改善しにくい
✅ 言語聴覚士(ST)に早めにつながる

❌ 「感覚過敏・手先が不器用・片付けができない」→ 声かけだけでは限界がある
✅ 作業療法士(OT)が力になってくれる

「誰に頼めばいいかわからない」という状態が一番消耗します。名前と役割を知っているだけで、次の一手が出やすくなります。この記事がそのきっかけになれば嬉しいです。

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