📌 この記事でわかること
- 支援学級の種類と、どんな子が対象なのか
- 「支援学級=重い障害の子だけ」という誤解とその実態
- 普通級との違い・就学相談で親が知っておくべきこと
※本記事にはPRが含まれます
「支援学級って、どんな子が行くところなの?」
就学相談の時期が近づくと、こういう疑問が出てきますよね。
「うちの子は支援学級に行くほどじゃないかも」
「でも普通級だけで大丈夫なのかな」
ASDの次男の就学相談を経験した私も、同じことをずっと考えていました。
支援学級の基本的な仕組みと、実際に就学相談を経験して感じたことをまとめます。
支援学級って、どんな場所?
支援学級とは、障害のある子どもが少人数でより手厚い指導を受けられる学級のことです。
通常の学級(普通級)が1クラス30〜35人程度なのに対して、支援学級は原則1クラス8人以下。
担任の先生が一人ひとりに目を向けやすい環境になっています。
支援学級に在籍していても、給食・体育・音楽・行事などは普通級のクラスと一緒に参加する「交流及び共同学習」が行われることが多く、完全に分離されるわけではありません。
⭐️ここが大事!
支援学級に在籍する=学校生活をすべて別で過ごす、ではありません。普通級との交流を保ちながら、必要な場面だけ手厚いサポートを受けられる仕組みです。
支援学級にはどんな子がいるの?——種類と対象
支援学級にはいくつかの種類があり、対象となる子どもも異なります。
✅ 知的障害学級
知的発達に遅れがある子が対象。学習内容を個人のペースに合わせて進める。
✅ 自閉症・情緒障害学級
ASD・ADHD・場面緘黙など、情緒面や対人関係に困り感がある子が対象。知的発達は標準的でも在籍できる。
✅ 弱視学級・難聴学級
視覚・聴覚に障害がある子が対象。専門的なサポートを受けながら学習する。
✅ 肢体不自由学級
身体の動きに障害がある子が対象。バリアフリー設備や個別対応が充実している。
✅ 病弱・身体虚弱学級
長期入院や体調管理が必要な子が対象。病院内に設置されているケースもある。
発達障害のある子が在籍することが多いのは、「自閉症・情緒障害学級」です。
ASD・ADHDに加えて、場面緘黙の子や、集団生活に困り感がある子なども含まれます。
「支援学級=重い障害の子」は誤解
「支援学級は、障害が重い子が行くところ」というイメージを持っている方が多いのですが、それは正確ではありません。
知的発達が標準的でも、集団の中でパニックになりやすい子。
普通級の授業スピードについていけない場面がある子。
感覚過敏や不安が強くて、大人数の環境が苦しい子。
こういった子どもたちも、支援学級のサポートを受けることができます。
次男が小学2年生のとき、担任の先生から不当な扱いを受けたことがありました。
そのとき校長に直談判した結果、普通級に在籍しながら支援学級にも席を置く「両籍」という形で対応してもらいました。
「支援学級か普通級か」の二択ではなく、こういう柔軟な選択肢もあるんです。
⭐️ここが大事!
支援学級は「重い障害がある子専用」ではありません。困り感の種類や大きさに関わらず、その子に必要なサポートを受けられる場所です。
普通級との違い——何が変わる?
支援学級に在籍すると、普通級と比べて何が変わるのか整理します。
✅ クラス人数が少ない(8人以下)→ 先生の目が届きやすい
✅ 個別の指導計画が作られる → その子のペースで進められる
✅ 感覚過敏・パニック対応がしやすい → 落ち着ける環境が整っている
✅ 専門性のある先生が担当することが多い
一方で気になる点として——
❌ 学習進度が普通級と異なる場合がある
❌ 学校・地域によって支援の質に差がある
❌ 「支援学級に入ったらずっとそこ」ではなく、状況に応じて普通級に戻る選択もできる(ただし実際には移行のハードルが高いことも)
就学相談で感じたこと——次男の経験から
次男の就学相談は、保育園の年長のときに行いました。
相談の場には次男・私・担任の保育士さんが参加しましたが、保育士さんは「朝の会もお利口にしている」「みんなと行動できている」と、家での様子とはかなり異なることを話していました。
私はその場で「??」となりながら、家での特性や困り感を自分で補足して伝えました。
就学判定の結果は「通常級」でした。
判定に対して「やりましたよ!」とテンションで伝えてきた保育士さんに、正直モヤッとしました。
「通常級に入れること」がゴールじゃない。入ってからどう支援していくかの方が大事だと思っていたから。
就学相談は、子どもの様子を一番知っている親が、ちゃんと「家での困り感」を伝える場でもあります。
先生や支援者が「できている」部分を話してくれても、家での実態と違う場合は遠慮なく補足してください。
🏫 支援学級と普通級のはざまで——次男の「両籍」という選択
次男が小学2年生のとき、担任の先生から不当な扱いを受けていると感じることがありました。
授業中に次男だけを別室に出す、叱責の仕方が他の子と明らかに違う——ASDの特性を「問題行動」として扱われているように見えて、私は見ていられなくなりました。
校長に直接会いに行って、状況を伝えました。「このまま普通級だけで過ごさせることが難しい」と。
そこで出た対応が「普通級に在籍したまま、支援学級にも席を置く」という形でした。いわゆる「両籍」です。
支援学級の先生の目が入ることで、次男の居場所が広がった。「支援が必要な場面だけ支援学級で、それ以外は普通級で」という柔軟な仕組みが機能して、次男は少しずつ安定していきました。
⭐️ここが大事!
「支援学級か普通級か」という二択に縛られなくていいんです。学校によって対応は違いますが、「両籍」や「通級指導」など、その子の状態に合わせた組み合わせを学校側に相談することができます。最初から「無理」と決めず、一度聞いてみることをおすすめします。
💬 「普通級でいける」と言われても心配なときの動き方
就学相談の結果「普通級で見られます」と言われても、不安が残るお母さんは多いと思います。
長男のケースがまさにそうでした。保育園からの指摘を受けて相談を続けていたのに、小学校入学時は「普通級で大丈夫」という判断で始まりました。担任の先生に相談しても「みんなと一緒に過ごせています」と言われるだけで。
でも実際には、長男は一人でボーっと過ごしていた。指示についていけない場面も多かった。「授業を妨害しないタイプ」は、支援が後回しになりやすいんです。
そういうときに私がやったのは——
- 「授業中どんな様子ですか?」と具体的に聞く(「大丈夫です」だけで終わらせない)
- 連絡帳に気になることを書いて記録に残す
- 面談を自分から申し込む(年2回の定期面談を待たない)
- 発達外来・支援機関に「学校での様子」を共有してもらうよう依頼する
「先生に迷惑かな」と遠慮しがちですが、情報を持っているのは親だけという場面は多い。遠慮せず動くことが、子どもの環境を守ることにつながります。
📎 就学相談、実際どんな流れ?——次男の経験をそのまま
次男の就学相談は保育園の年長のときに行いました。申し込みは市の教育委員会(就学相談の窓口)へ。地域によって時期が違いますが、多くは4〜7月頃が申し込みのピークです。
当日は次男・私・担任の保育士さんが一緒に参加して、別室で次男が担当者と積み木などを使った課題に取り組む様子を観察される形でした。
保育士さんは「朝の会もお利口」「みんなと行動できている」と話していたのですが、家での様子や特性と違うことが多くて、私はその場で補足をしました。「家ではこういう場面で困っています」「癇癪があります」「外出先でパニックになることがあります」——保育園での「できている部分」だけじゃなく、家での困り感をちゃんと伝えることが大切です。
就学判定は「通常級」でした。判定を受けたとき、保育士さんが「やりましたよ!」というテンションで伝えてきて、正直モヤッとしました。「普通級に入れること」がゴールじゃない。入ってからどう支援していくかの方が大事だと思っていたから。
判定が出てからすぐ、小学校に連絡して入学前に担任と面談の機会をもらいました。次男のASD診断のこと、特性、お願いしたい配慮——これを4月中に伝えておいたことが、その後の学校生活をずいぶん変えてくれたと思っています。
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学年にとらわれず、その子のペースで学べる無学年式のオンライン教材。不登校の出席扱い制度にも対応しており、発達障害の子の学習に特化した設計です。
まとめ
✅ 支援学級には5種類あり、発達障害の子は主に「自閉症・情緒障害学級」が対象
✅ 知的発達が標準的でも、困り感があれば在籍できる
✅ 支援学級=重い障害の子専用ではない
✅ 普通級と支援学級の「両籍」という選択肢もある
✅ 就学相談では、親が家での困り感をちゃんと伝えることが大切
就学相談を前に不安を抱えているお母さん、少しでも参考になれば嬉しいです。
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