📌 この記事でわかること
- 先生に伝えたのに伝わらない…の理由と現実
- A4メモ・共有スタンスなど「伝わるかたち」に変えた工夫
- 診断・支援センター経由で学校との連携が深まったプロセス
「うちの子、こういう特性があるので配慮していただけますか」
そう伝えたはずなのに、数日後に聞こえてくるのは——「ちゃんと座っていません」「提出物を出していません」「声をかけても反応が薄くて」。
「伝えたよね?分かってもらえたはずなのに……」
そんなモヤモヤ、抱えたことがあるお母さん、きっと多いと思います。今日は私自身の「伝わらなかった経験」と「変化が起きたきっかけ」をリアルに書きます。
🤝 「分かってくれたはず」が、通じていなかった
長男が小学校に入ったばかりのころ、最初の面談でこんなことを伝えました。
・感覚が過敏で、ストレスが溜まるとチックや頭痛が出ること
・緊張すると固まってしまうこと
・大きな声や叱責に強く反応してしまうこと
でも担任の先生からは「授業の邪魔をすることがないから大丈夫ですよ」「忘れ物や聞き漏らしは、本人のやる気の問題かと…」という反応でした。
先生の目には、ただ”反応の薄い子”にしか見えていなかったようでした。
私は「説明したよね?」「分かりました、って言ってくれたよね?」と思っていた。でも実際には、”伝わっていない”のと同じだったんです。
⭐️ここが大事!「伝えた」と「伝わった」は全然違います。先生が「分かりました」と言っても、それは会話が成立したということ。子どもへの関わり方が変わるまでは、まだ伝わっていない状態です。
📋 A4メモで「伝わるかたち」に変えた
あるときから、「話して分かってもらう」だけでなく、”伝わるかたち”を意識するようにしました。
具体的には、A4一枚程度のメモを作って渡すようにしました。内容はこんな感じです。
・子どもの特性(短く、具体的に)
・家庭での対応方法
・学校で困っていること
・こうしてもらえると助かること(具体的な行動で)
特に効果があったのは、「こうしてほしい」を具体的な行動レベルで書くこと。「授業の最初に、机を軽くトントンと叩いて注意を向けてください」というように。
漠然とした「配慮をお願いします」では先生も動きにくい。でも「こうすれば動ける」が分かると、実行してくれることが増えました。学年が変わる4月には”申し送り”として渡すのも有効です。
💬 「お願い」より「共有」のスタンスで
伝えたいことがたくさんあると、「こうしてほしい!」「なぜ分かってくれないの?」という気持ちになりがちです。でも経験的に、学校との壁ができてしまう一番の原因は”対立構造”です。
私は意識的に、こんなスタンスで話すようにしました。
「先生も大変な中で見てくださってると思います」
「親としても、どうしたらいいか試行錯誤中です」
“一緒に考えていく”という姿勢で話すと、先生側も身構えずに聞いてくれることが多くなりました。親対先生、ではなく、子どものことを一緒に考えるチームとして関わるイメージです。
🌡️ 体調の変化はすぐ共有する
長男は、学校でうまくいかないことがあると、夜にチックが出たり頭痛を訴えたりすることがありました。
それを先生に「家でこういう変化が出ていて、ストレスがあるようです」と伝えると——「そうだったんですね。最近少し様子が変だと思っていたんです」と、学校側でも気にかけてくれるきっかけになったことがありました。
家庭と学校は”つながっている”という意識を持ってもらうことが、関係を深める第一歩だと感じました。
🔄 複数の流れが重なって、ようやく変わった
学校との関係が変わっていったのは、一つのきっかけというより、いくつかの流れが重なったからだと思っています。
・A4メモでの定期的な情報共有
・担任の先生との年数回の面談(こちらから希望して設定)
・小3でADHDの診断が取れ、支援センター経由で学校との連携ができたこと
診断書ができたことで、「配慮が必要な子」として正式に学校に伝えやすくなり、面談の場も増えました。診断は子どもを縛るものではなく、学校との連携を深めるための情報になると、改めて感じました。
📚 発達障害の人が見ている世界
「なんでこうなるの?」が腑に落ちると、学校への伝え方も変わります。子どもがどんなふうに世界を感じているかを知ることが、支援の出発点になる一冊です。
✏️ まとめ|学年が変わるたびリセット→5月に面談を入れる
信頼関係を築いた先生でも、学年が変わると担任がリセットされます。これは正直、毎年の課題でした。
そこで私がやるようにしたのは、学年の終わりに「来年も同じスタイルで先生とやり取りしたいです」と伝えた上で、次の学年の5月ごろに最初の面談をお願いすること。4月はどの先生もバタバタしているので、少し落ち着いた5月に設定するのがポイントです。
❌ 伝えたから分かってくれているはず、と思い込む
⭕️ 伝わる形を工夫して、関係を継続的に作り続ける
すべての先生が同じとは限りません。理解のある先生もいれば、そうでない先生もいる。でも「どうせ伝わらない」とあきらめるより、工夫しながら続ける方が、子どもの環境は確実に変わっていきます。
少しでも参考になる部分があれば嬉しいです。焦らず、一緒に進んでいきましょう。

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