発達障害の子への声かけ、本通りじゃ通じなかった|ADHD長男・ASD次男それぞれに効いた伝え方

子育ての工夫

📌 この記事でわかること

  • 「教科書通りの声かけ」がなぜわが家では通じなかったか
  • ADHD長男には幼児語・ASD次男にはふざけ倒す声かけが効いた理由
  • その子だけに通じる「わが家ルール」の見つけ方

※本記事にはPRが含まれます

「怒るのではなく具体的に伝える」「大きな声は出さず、短く」「できたらすぐ褒める」

発達障害の子への声かけについて、病院や専門機関でよく言われることです。分かってる。毎日意識してる。でも——

「それ、うまくいかない日の方が多いんですけど!?」

正直そう思っていました。教科書通りの方法を試しても、わが家の2人にはなかなかハマらなくて。試行錯誤の末にたどり着いた、長男・次男それぞれへの「効く声かけ」をまとめます。

😅 長男(ADHD)は「まず否定」から入るタイプ

うちの長男は、いわゆる天の邪鬼。私の声かけや指示に対して、まず否定から入る癖があります。

「そろそろお風呂入ったら?」→「今入ると寒いし」
「宿題先に終わらせておいた方がいいよ」→「いや、後でもできるし」

口調は荒くないし、一見すると普通の会話のよう。でも「〜しなさい」「〜した方がいいよ」「〜はまだ?」と命令口調に聞こえる声かけが続くと、長男はますます動かなくなってしまいます。

⭐️ここが大事!注意の中身より「どう聞こえるか」の方が長男には大事。内容が正しくても、命令に聞こえた瞬間に心のシャッターが下りてしまいます。

ADHDの特性として、外部からのコントロールへの抵抗感(心理的リアクタンス)が強い子がいます。長男はまさにそのタイプ。「やれ」と言われると「やりたくない」になる。だから声かけの形だけを変えるだけで、反応がまったく違ってくることを体感しました。

👶 長男への対応:幼児語声かけが効いた

そこで取り入れたのが、「赤ちゃん返り風の声かけ」です。

長男が高学年になったころ、それまで呼び捨てにしていたのを「〇〇ちゃん」と柔らかく呼ぶようにしてみました(家の中だけです)。注意の仕方も変えました。

「早く寝なさい」→「ねね、まだかー」
「目を擦らない!」→「めめ擦らないよ〜」

語尾を伸ばしたり、語彙を幼児語っぽくしたりして、反発心を引き起こさない空気を作るようにしました。

本人も「はあ?」と苦笑いしながら、ふと動き出すことが多くなりました。笑いが入ることで、”命令vs反抗”の構図がくずれるんです。

😂 次男(ASD)は「ふざけ倒す」が最強

次男は長男とはまったくタイプが違います。素直だけどマイペース、自分のリズムで動く子。真面目に「そろそろ準備して」と言っても、のんびりと聞いているのかいないのか……という感じ。

そんな次男に効いたのが、冗談を交えたノリです。

朝、学校の準備をしないとき→「早くしないとお母さん、〇〇のベッドに、げーして死ぬでー!」
トイレを促したいとき→「うんこには勝ったか?うんこに負ける子はうちの子じゃないでー!」

「うんこに勝ったか?」は、いつの間にかわが家の朝の定番声かけになりました💦

次男はニヤッとして動き始める。私も笑って過ごせる。叱ることも命令することもなく、自然に切り替えのスイッチになっています。

🔑 「パターン」をいくつか持っておくと楽になる

本に書かれている正解より、病院で言われた理想より、目の前のわが子に通じるかどうかが全てだと感じています。

✅ 真面目に言うと反抗する子→笑いでゆるく伝える
✅ 注意が続くと受け入れなくなる子→ふざけた言い方でスッと促す
✅ 命令口調に敏感な子→語感をやわらかく変える

こういう”パターン”をいくつかストックしておくと、注意が日常会話の中で自然にできるし、親のストレスも減ります。「また叱ってしまった……」という罪悪感も、少し和らぎます。

「人に聞かせられないような声かけかも」と思う瞬間もあります。でも、それがわが家のスタイル。正しいかどうかより、続けられるかどうかの方が大事だと思っています。

声かけがうまくいく日ばかりじゃありません。同じ言い方が今日は通じなかったり、疲れているときは笑えなかったり。でも「ネタのストック」があるだけで、頭が真っ白になる場面が減りました。「こういう言い方があるんだ」という選択肢を持っておくことが、親の余裕をつくってくれると感じています。

長男が高専に進学して寮生活を始めてから、あの幼児語声かけの日々が懐かしくなることがあります。「ねね、もう寝てよー」と言えた時間は、今となっては貴重な思い出です。

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🔎 わが家ルールの見つけ方——3つのステップ

「そうはいっても、うちの子に何が効くかわからない」という方へ。私が実践してきた見つけ方をまとめます。

① 失敗を記録しておく
「この声かけをしたらこうなった」という失敗パターンを記録しておくと、「この言い方はダメなんだ」と気づけます。長男の場合、「〜しなさい」「〜はまだ?」が特にダメだとわかってから、言葉の選び方が変わりました。

② 子どもが動いた瞬間を逃さない
偶然うまくいった声かけがあったとき、「何が違ったんだろう」と考えてみる。次男の「うんこ声かけ」も、たまたまふざけて言ったら動いた——という偶然から始まりました。

③ 「恥ずかしい」と思わない
他の人に見せられない声かけでもいい。家族にしか通じないコードワードでいい。「外から見てどうか」より「この子に通じるか」だけを基準にする。それが一番大切です。

✏️ まとめ|わが子にしか通じない「魔法の声かけ」を探そう

発達障害の子どもにとって、叱られること・注意されることは自己肯定感に直結します。だからこそ「叱らない」「怒鳴らない」は大切——でもそれだけじゃなく、どう伝えるかの工夫がとても重要です。

❌ 正しい声かけを教科書通りに実践しようとする
⭕️ その子に合った言い方・タイミング・空気づくりを探す

それは本にも書いてないし、専門家にも分からない。毎日一緒にいる親だからこそ気づけることです。

わが家はこれからも「うんこに勝ったか?」と言いながら、笑いで子どもとの距離を縮めていきます。完璧な声かけじゃなくていい——その子に通じる言葉を見つけたとき、育児が少し楽になります。

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