🏀「バスケとの出会いが次男を変えた!発達特性を抱える中学生の今」(次男)

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🟢 1. 中学生活のスタートと新たな環境

次男は春から中学生になりました。昨年まで支援級、中学に入り通常級になりました。

中学校生活にうまくなじめるか、親としては不安がありました。というのも、次男には人の顔が識別できない・空気が読みにくいといった自閉症の特性があるからです。

でも、その心配は良い意味で裏切られました。


🟠 2. 小柄で控えめな次男の中学校での過ごし方

支援級に在籍していた小学校時代から次男は支援級にいる時間より通常級で過ごす時間を好んでいました。

身長は140cm台と非常に小柄で、現在も内分泌の病院に通っています。でも、本人はそのことにこだわる様子もなく、真面目でおとなしい性格のまま、自分なりに学校生活をこなしていました。

小学校では通常級の先生1:生徒30の授業に全くついて行けませんでした。週1時間程度の支援級の1:1の授業と多くは家庭での学習でフォローしていました。中学校での学習のプランはまだ決めていません・・


🟠 3. バスケとの出会いがもたらした変化

そんな次男にとって転機となったのが、6年生の体育でのバスケットボールでした。

クラスの人気者Tくんが、次男の運動神経に目を留め、いつも自分のチームに引き入れてくれたのです。それが、次男の自己肯定感を大きく高めるきっかけとなりました。

次男は家で「バスケットボールがほしい」と初めて自分の意思で強く主張。その日から彼の生活は変わり始めました。

放課後デイでは自主的にバスケの練習。YouTubeでドリブルの研究。自宅でも黙々と練習する姿がありました。


🟢 4. チームメイトとの関わりと人間関係の広がり

中学に入学しても、バスケへの情熱は冷めるどころかさらに加速。

Tくんとはクラスは別になりましたが、同じバスケ部に入部し、活動を共にしています。

また、新しいクラスではSくんという成績も運動も優秀な友達に出会い、強い刺激を受けています。

Sくんのようになりたいという憧れから、次男はより一層頑張るようになりました。朝の登校は誰よりも早く、部活動も全力で、次男のやる気が目に見えて変化しています。


🟢 5. 成績への好影響と学習習慣の継続

初めての中間テスト(5月)の成績は平均点程度。これは、私の考えている次男の成績予想以上の成果です。

学習習慣は小学生の頃は夕食後に母と一緒に1時間。決して楽しんでいた訳でなく、日課としてこなしていました。中学校に入ってからは『自分でやる』という割にはやりません。辛抱強く見守りました。声かけは少しだけ。『できちゃん(ずっと続けている算数プリント)やりやー』のみ。

学校・部活・家では動画と趣味絵を少し、好きなことをして楽しく過ごしてた次男の生活がテスト2週間前から変わりました。

提出物がいっぱいあるねん。

そう言ってもらったばかりのテスト範囲プリントを見せてきました。教科ごとに提出物、テスト範囲が書いてあります。

提出物にはできたかのチェックする欄が。これを見ながらワークやノートを始めたのです。テストまで家での時間を毎日真面目に取り組みました。びっくりです。

結果、テスト当日まで提出物に追われていましたが何とか提出には間に合った様です。テスト本番については次男は当日もわかっていなかったようで、

テスト、何か今日やったわ。

と帰ってきました。何の教科のテストを何個やったかもわからない、との答え・・やっぱり次男だなあ、と笑ってしまいました。一生懸命提出物を(答えを見ながら)やったことで大体平均程度の点数が取れていてまたびっくりしました!

今まで一生懸命克服しようとしていた「発達障害の子は勉強が苦手」という固定観念が変わりました。

学校が楽しい=みんながやっていることへのアンテナが反応したのでしょうか。

小学校時代に地味に続けていた学習習慣も机に向かわせる一力になったのかなあ、と思っています。


🌱 6. まとめ|「好き」がもつ大きな力

支援級出身の次男が、バスケットボールと出会い、仲間に支えられ、日々成長しています。

まだまだ身長は小さく、コミュニケーションも未熟な部分があります。でも、“好きなこと”が持つ力は、本人の行動や思考を大きく前向きに変える原動力になります。

次男は今、人生で初めての「夢中になれること」と出会ったのかもしれません。

これからも、親として無理のない支援を続けながら、小さな自信と挑戦の積み重ねを大切にしていきたいと思います。

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