【体験談】高専入学から3ヶ月で見違える成長|ADHD長男の変化と、母の気づき

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🟠 入学から3ヶ月。長男が別人のように!

高専に入学して、約3ヶ月が経ちました。
驚くほど長男は成長し、生活面も学習面も、自立に向かって大きく前進しています。

かつては朝起きられず、遅刻の常習犯だった長男。
それが今では、寮生活の中で目覚ましをセットし、自分で起きて食堂で朝食を取り、時間通りに登校できるようになりました。

課題もきちんと提出しているようです。
6月に実施された初めてのテスト(10教科)では、すべて平均以上。赤点なし!順位もクラスの中ほどでした。

中学時代の“無気力”を知っている親としては、信じられないほどの変化です。


🟠 勉強にも前向き。好きな分野が力を引き出す

高専では、プログラミングや機械など興味のある専門分野に早くから触れられ、寮での友達との生活も良い刺激になっているようです。

中学時代には、5教科すべてに苦手意識があり、勉強へのモチベーションはほぼゼロ。

でも今は違います。
**「好きなことがそのまま勉強になる」**という環境が、長男のやる気を引き出してくれていると感じます。

  • タイピングの速さはクラスでもトップクラス。課題提出がすべてPCなので、これが大きな強みになっています。
  • 課題も自己管理で提出できていて、計画的に取り組む様子が見られます。
  • 自分の意見も少しずつ言えるようになり、帰省時にはレストランで自分から注文している姿にびっくりしました。

「こんなに変わるんだな」と、親として何度も感動しています。


🟠 でもやっぱり…まだ特性は残っている

もちろん、すべてがうまくいっているわけではありません。
**生活面での“ズレ”**は今もあります。

特に最近気になったのは「服装」。

6月の30度を超える暑さの中、長男は真冬用のトレーナーや厚手のズボンで帰省してきました。

「暑くないの?」「夏服あるでしょ?」と聞いても、
「これがちょうどいい」とまったく気にしていない様子。

服装の感覚については、中学時代も3年間悩まされてきました。
季節や気温と服装の感覚が、本人の中でうまくリンクしていないのかもしれません。

こんな場面に出会うと、
「ああ、やっぱり長男だな」「ADHDの特性は残っているな」
と、改めて実感するのです。


🟠 育ててきた中で思うこと

振り返れば、
「この子をどう育てたらいいのだろう」
と、何度も悩みました。

  • 保育園の先生に面談を勧められたあの日
  • 小学校で授業についていけるか不安になったとき
  • 中学時代、完全に無気力になった時期
  • どんな声かけも届かず、親として無力感に沈んだ夜

でも今、思うのはこれです。

✅ 「今すぐできなくても、必要なタイミングで芽が出る」

焦らず、怒らず、諦めず。
できることを少しずつでも続けていれば、子どもは必要なときに、自分の力で立ち上がる日が来るのだと感じました。

特性を持ちながらも、自分らしく前に進む力は
**環境とタイミング、そして“安心できる土台”**があってこそ育つのだと思います。


🟢 これからの長男と、親としてのスタンス

高専での生活はまだ始まったばかり。
これから壁にぶつかることもあるでしょう。

でも今は、「この子なら自分で考えて動ける」
そう信じられるようになりました。それだけでも、私の心はとても軽くなっています。

もちろん、生活面での支援はまだ必要です。
ですが、“主役は子ども自身”というスタンスで関わっていくつもりです。

そして、私自身の心を守る意味でも

「もし無気力な状態に戻ったとしても、そのときそのときで必要な道を一緒に探そう」
と決めています。

実際、担任の先生とも「勉強についていけなくなった時は、転校も視野に入れて支援する」と話しています。

今は月に2回、カウンセラーの先生との面談もお願いしています。


🌱 まとめ|焦らず見守ることが、一番のサポート

ADHDのある子どもを育てる中で、何度もつまずいてきました。
でもそのたびに、「信じて待つ」という力を親として学ばせてもらっていると感じています。

  • やる気が出ない時期があってもいい
  • 遅れて芽が出る子もいる
  • 特性があっても、その子らしい成長がある

そう実感できるようになりました。

同じように悩んでいる方へ――
焦らず、あたたかく、見守っていきましょう。

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