💻情報の取捨選択――ネット検索に疲れたときの私の対処法 📴

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📱 あふれる情報に振り回されていた頃

発達障害に関する情報は、ネットやSNS、本、体験談など本当にたくさんあります。私も子どもが幼い頃から調べ続けてきましたが、正直なところ「検索疲れ」で心がすり減った時期がありました。

発達障害とひとくくりに言っても、その特性は千差万別です。自閉症スペクトラムといっても一人ひとりまったく違う。知能に遅れを伴う子もいれば、逆にIQが高く勉強が得意な子もいます。

検索しているとどうしても比べてしまう自分がいました。
👉 自分の子どもより特性が強い子の話を見て「うちの子はまだ軽い方だ」と安心したり。
👉 高IQで優秀な子の話を見て「自閉症なのに高知能?将来の不安なんてないんじゃない?」と妬んでしまっては落ち込んだり。

情報を知れば知るほど有利になるはずなのに、感情に振り回されてしまうことも多かったのです。


📱 SNSと検索の落とし穴

さらにSNSでの情報には偏りもありました。
体験談は参考になる反面、「うちの子には全然当てはまらない…」と落ち込むこともありました。

特に夜、不眠症の次男がやっと寝た後に検索を始めると止まらない。もう日付はとっくに変わっていて私も明日仕事なのに、スマホを見出したら眠れない。結局、気づいたら「逆に不安だけが膨らんでいる」ということが何度もありました。

これは失敗談ですが、ある時「親離れ、子離れはタイミングがあり親からしっかり離れてあげなくてはいけない」という体験談を見て焦り、小学校に入った途端に長男と距離を置いてしまったことがあります。結局うまくいかず、子どもに負担をかけてしまいました。今思えば「情報に追い立てられていた」んだと思います。


📱 私が決めた「情報との距離感」

そこで私は、自分なりに情報の取捨選択ルールを決めることにしました。

  1. 検索時間を制限する
    夜は検索しない。スマホを触るのは通勤中や休憩中など30分以内。
  2. スマホより本を優先
    勧められた専門書を読む。スマホ検索は信頼できる専門家や決まったブログだけ。
  3. フォローする人を絞る
    SNSでは、子どもの特性が似ているわけではなくても「数年先を行く」家庭のブログを参考にした。学校での支援の実例を知るのに役立った。
  4. 書き出して整理する
    読んだ情報を全部抱え込まない。ノートに「実際に試すこと」だけをメモし、それ以外は頭から切り離す。
  5. 信頼できる相談先を3つ持つ
    心理士・学校の先生・支援ママ友。この3方向からの意見を軸にして、ネット情報はあくまで補足に。

📱 情報に振り回されないために

私自身、基本的にテレビはほとんど見ません。スマホも自分の娯楽ではほとんど使わず、使うのは仕事の休憩時間や移動中にLINEや手続きの確認をするくらい。発達については「選んだ人の発信だけ見る」と決めてから、ずいぶん楽になりました。

今振り返れば、子どもがもっと幼い頃にもう少しSNSを上手に活用できていたら、もっと気持ちが軽くなっていたかもしれません。当時は「スマホは極力触らない」という方針だったので、効率的な情報収集はできませんでした。でもその分、「情報をどう選ぶか」が大事だと気づけたのだと思います。


📱 まとめ――「情報を選ぶ」ことも親の力

ネット検索は便利ですが、そこにあるのは無限の情報と無限の比較。親が疲れてしまうと、子どもへの支援や関わりも余裕がなくなってしまいます。

だからこそ「うちはうち」「今のうちの子に必要かどうか」という軸を持つことが大切。
情報の海に溺れそうになったら、一度立ち止まって「自分が信じられる少数の情報」だけを拾えばいい。

発達障害の子育てに正解はありません。けれど「情報の選び方」は、自分と子どもを守る大切な力になると、私は実感しています。

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