ADHDの息子が志望校に合格するまで(1)|育てにくさに気づいた幼児期から診断まで

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「うちの子、なんか育てにくい気がする…」「他の子と比べて、ちょっと違う?」
そんなモヤモヤを抱えているお母さんに読んでほしい記事です。

私の長男は現在、高専2年生。進学先を自分で決め、受験を乗り越えて今は寮生活を送っています。

でも、そこに至るまでの道のりは決して平坦ではありませんでした。保育園の頃からずっと「何かが違う」という感覚があって、小学3年生のときにADHD(注意欠陥多動性障害)の不注意優勢型と診断されました。

この記事では、息子の幼児期から診断までのリアルな体験を書いています。「診断なんてまだ先の話」と思っているお母さんにも、「もしかしてうちも?」と思い始めたお母さんにも、何かヒントになれば嬉しいです。


🟧 産まれた瞬間から「育てにくい」と感じていた

長男が生まれて最初に感じたのは、とにかく「寝ない子だ」ということでした。

新生児のうちから、置くとすぐ泣く。抱っこしていないと寝ない。夜中も2〜3時間おきに目が覚めてしまう。育児書には「だんだん寝るようになる」と書いてあるのに、月齢が上がっても状況は変わらず、私はいつもぐったりしていました。

「赤ちゃんってこんなもん?」「私が下手なだけ?」
そんな疑問を抱えながら、トイレにも行けない日々が続きました。

周りのお母さんたちが「最近やっと夜まとめて寝てくれるようになった」と言うのを聞くたびに、なんとも言えない焦りと孤独感を感じていました。でも当時の私は、それが発達の特性と関係しているなんて思いもしませんでした。


🟧 保育園年少(3歳)で最初の「相談」を受ける

長男が保育園の年少クラスになった頃、担任の先生から呼び止められました。

「ちょっと発達面で気になることがあります。一度、福祉の方と面談してみませんか?」

話を聞くと、息子はいつも一人でぼーっと過ごしていて、先生がクラス全体に向けて指示を出しても全く反応しない。他の子は「お片付けの時間だよ」と言われればすぐ動けるのに、息子だけ一人取り残されたままでいる、とのことでした。

そのとき私は何と答えたでしょう。

「この子、のんびり屋さんなんです。」

正直、あまりピンと来ていませんでした。確かに育てにくいとは感じていたけれど、「発達障害」という言葉は全くイメージできませんでした。

でも先生のすすめに従い、福祉の先生との面談を受けることに。特に深刻なことを言われるわけでもなく、「様子を見ましょう」という形で終わり、その後も卒園まで定期的に面談が続きました。当時の私は、それほど深刻には考えていなかったと思います。


🟧 小学校に入学、でも「何かが違う」は続いた

小学校に入学してからも、息子の「ちょっと違う感」は続きました。

授業中にぼーっとしている、忘れ物が多い、連絡帳が書けていない、学校でのことを全然話してくれない——。聞いても「わからん」「忘れた」の一点張り。私も最初は「男の子ってこんなもんかな」「のんびりしてるだけかな」と思っていたのですが、1年生が終わっても2年生になっても、状況はほとんど変わりませんでした。

担任の先生に相談すると、保育園での福祉面談の情報は小学校に引き継がれていないことが判明。「そういう子、最近多いんです」という感じの反応で、特別な支援が始まるわけでもなく、モヤモヤだけが積み重なっていきました。

宿題をやらない、やってもすぐ忘れる、鉛筆をぐるぐる回している、消しゴムをバラバラにしている……。
毎晩「いい加減にしなさい!」と怒鳴ってしまうこともありました。

今思えば、あの頃の息子を怒っても意味がなかったと分かるのですが、当時はそれも気づかず、ただ疲弊していました。


🟧 小学3年生でADHDと診断される

息子が小学3年生のとき、担任の先生から再び面談の依頼がありました。

「授業中、ずっとボーッとしています。板書もほとんど写せていません。一度、専門機関に相談してみませんか?」

そのとき、なぜかすっと心に落ちました。「あ、もしかしたら本当に何かあるのかもしれない」と。

かかりつけの小児科を経由して、発達支援センターへの紹介状をもらい、数ヶ月の検査を経て出た診断が「ADHD(注意欠陥多動性障害)不注意優勢型」でした。

診断名を聞いたとき、不思議と「やっぱりそうだったんだ」という納得感がありました。怒鳴っても変わらなかったのは、怠けていたんじゃなくて、脳の特性だったんだ——そう分かったとき、ようやく肩の力が抜けた気がしました。


🟦 ADHDの「不注意優勢型」って、どんな特徴?

ADHDというと「多動」のイメージを持つ方が多いですが、息子のタイプは「不注意優勢型」。じっとしていられないというより、ぼーっとしている・注意が散漫になりやすいのが主な特徴です。

具体的にはこんな様子でした:

  • 先生の話を聞いているようで、全く聞いていない
  • 指示を一度に複数言われると、最初のこと以外覚えられない
  • 興味がないことへの集中力がほぼゼロ
  • 忙れ物・なくし物が多い
  • 宿題を始めるまでに時間がかかりすぎる
  • 逆に、好きなことには何時間でも集中できる(過集中)

こうして見ると、「あるある」と感じるお母さんもいるのではないでしょうか。「うちの子もしかして?」と感じたなら、まず専門機関に相談してみることをおすすめします。診断がつくつかないにかかわらず、子どもの特性を理解することで、関わり方がガラリと変わります。


🟩 診断後、息子の学習をどう支えるか

ADHDと診断されてから、私が最初に悩んだのが「勉強をどうサポートするか」でした。

不注意優勢型のADHDの子は、集中力を維持するのが難しいため、通常の教材や勉強スタイルが合わないことが多いです。机に向かわせてもすぐ気が散る、問題を読んでいるようで頭に入っていない、そんな状態でいくら「勉強しなさい」と言っても空回りするだけでした。

そんなとき、発達障害の子どもに関わる支援者の方から教えてもらったのが「タブレット学習」という選択肢でした。

動きのある画面、即座のフィードバック、ゲーム感覚で進められる構成——こういった要素が、注意が散りやすい子の「集中のスイッチ」を入れやすくしてくれるのだそうです。

当時、私が資料を取り寄せたのがスマイルゼミです。発達障害の子の学習サポートとして名前を聞くことも多く、一度試してみようと思いました。

タブレット一台で全教科対応、紙の教材がごちゃごちゃしないのも、忙れ物・なくし物の多い息子には合っていました。(詳しい使用感は別記事でまとめます!)


📝 まとめ:「違う」と感じたら、それは大切なサイン

長男の幼児期〜小3の診断までを振り返ると、「育てにくい」「何か違う」という感覚は、ずっとあったんです。ただ、それを「のんびり屋さんだから」「男の子だから」と片付けていた。

もし今、あなたが「うちの子、なんか違うかも」と感じているなら——その感覚はとても大切だと思います。

  • 診断がつくかどうかに関係なく、子どもの特性を早めに知ることで対応が変わる
  • 「育てにくさ」はお母さんのせいじゃない
  • 一人で抱え込まず、まずは相談してみる一歩が大切

次の記事では、診断を受けてから小学校の先生や支援級との連携をどう進めたか、具体的に書いていきます。

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