支援級か通常級か迷ったあの春|ASD次男の小学校入学と就学相談の実録

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「支援級と通常級、どっちがいいんだろう」

発達障害のある子どもを持つ親なら、就学前に必ずぶつかるこの問いに私も深く悩みました。次男はASD(自閉症スペクトラム)の診断を受けており、保育園では集団活動から離れることが多く、就学相談では「支援級が合っている」という見立てがあった一方、行政の判定は「通常級で可」でした。

結局、私たちは通常級を選びました。その選択が正しかったのか、今でも答えは出ていません。でも、あのときに考えたこと、感じたことを残しておきたくて書きます。


🟠 「答えがない問い」に向き合った就学前の春

支援級と通常級の選択は、正解がありません。どちらを選んでも不安は残るし、どちらを選んでも後悔することがある。それがこの問題の辛いところです。

「支援級に入れたら、学習が遅れてしまうのでは」「通常級に行ったら、ついていけなくて苦しくなるのでは」――この二つの不安が、ずっと頭の中でぐるぐるしていました。ネットで調べれば調べるほど、両方の意見があって余計に迷いました。

同じように迷っている方がいれば、一つの実例として読んでいただければと思います。


🟦 次男の保育園時代と就学相談の経緯

保育園時代:「多動」と「こだわり」の間で

次男は今でこそ落ち着いた印象ですが、保育園時代はまったく違いました。集団活動の輪から離れて一人で別のことに没頭する、朝の会が始まっても平気で遊びを続ける――本人に悪気はなく「今興味があること」に真っ直ぐなだけなのですが、集団生活では目立ちました。

年少の頃から保育園で福祉関係の定期面談が行われ、年長の秋には「就学相談を受けてください」と勧められました。

就学相談の結果:判定は「通常級で可」

就学相談では面談・行動観察が行われました。保育園側は「支援級が合っていると思います」という見立てでしたが、行政から出た判定は「通常級で可。どうしても支援級を希望するなら相談ください」というものでした。

判定に従い、私たちは通常級を選びました。決め手になったのは「本人が友達と一緒にいたい」という気持ちを優先したこと、そして「困ったら通級を使えばいい」という担任との約束でした。

支援級・通常級それぞれのメリット・デメリット

どちらが正解かではなく、「その子にとって何が大切か」で選ぶものです。参考として整理してみます。

  • 支援級のメリット:少人数で手厚いサポートが受けられる、個別の学習計画が立てられる、感情的に安定しやすい環境
  • 支援級のデメリット:交流授業がない場合は友人関係が狭まりやすい、将来の進路が気になる場合がある
  • 通常級のメリット:同年代の多様な子どもたちとの関わりが生まれる、学習内容が標準的に進む
  • 通常級のデメリット:支援が手薄になりやすい、担任の理解度によって環境が大きく変わる

就学後の実際:通常級+通級でなんとか回せた

次男は1年生から通常級に在籍しつつ、週に数時間通級を利用しました。担任の先生が理解ある方で「困ったことはすぐ教えてください」とおっしゃってくれたことで、私も安心して任せられました。感情のコントロールが難しい場面は何度もありましたが、通級での練習と担任の配慮が重なって、少しずつ学校生活に慃れていきました。

🟩 入学前から「家庭での学習習慣」をつけておくと安心

どちらのクラスに進んでも、家庭での学習習慣は入学前から少しずつ作っておくのがおすすめです。特に発達障害の子は「何から手をつければいいかわからない」とフリーズしやすいため、タブレットで「今日やること」が自動的に出てくるスマイルゼミは入学準備にも使いやすい教材です。保護者アプリで取り組み状況も把握できるため、先生との情報共有にも役立ちます。

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  • 入学前から文字・数字の基礎を楽しく練習したい子
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📝 まとめ:選択よりも「選んだあとのフォロー」が大事

支援級か通常級か――この選択に正解はありません。大切なのは選んだあとに、子どもの様子をよく観察して、困ったことがあればすぐに動くことです。

私が後悔していないのは、選択の「結果」ではなく、「選んだあとに動き続けた」こと。通級の申請も、担任への相談も、全部自分から動きました。待っていたら何も変わらなかったと思います。

就学前に悩んでいる方へ:どちらを選んでも、その後に一緒に考え続けることができれば、きっと大丈夫です。あなたが悩んでいること自体が、すでに子どものことを真剣に考えている証拠です。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

就学相談って、何をするの?

「就学相談」という言葉を初めて聞いたとき、どこに行けばいいのか、何を話せばいいのかさっぱりわかりませんでした。同じように戸惑っているお母さんのために、実際の流れを書いておきます。

就学相談は、年長さんの春〜夏ごろに始まります。各市区町村の教育委員会に申し込み、発達検査や面談を経て「どの学級が適切か」を一緒に考えていくプロセスです。相談した=支援級に決定、というわけではありません。あくまで情報収集の場なので、まず動いてみることをおすすめします。

通常級・支援級・通級、それぞれの特徴

選択肢がわかると少し楽になります。簡単に整理しておきます。

通常級(普通学級)
クラスの友達と同じ授業を受ける。配慮はお願いできますが、個別対応の時間は限られます。グレーゾーンや軽度の特性を持つ子が多く在籍しています。

支援級(特別支援学級)
少人数で、個別の支援計画に基づいて学習します。交流学習で通常級の子と一緒に過ごす時間もあります。担任と密に連携できるのが大きな強みです。

通級指導教室
通常級に在籍しながら、週に数時間だけ別室でSSTやコミュニケーション訓練などを受けられます。「通常級にいながら専門的なサポートも受けたい」という場合に向いています。

我が家の決め手になったこと

次男の就学先を考えたとき、最終的に判断の軸にしたのは「この子が毎日学校に行ける環境はどちらか」でした。

学力の伸びも大事。友達関係も大事。でも一番の土台は「学校が安心できる場所かどうか」。入学直後に崩れてしまったら、すべてが後退してしまいます。

いくつかの学校を見学して、支援級の先生の関わり方を実際に見たことが、背中を押してくれました。学校見学は、迷っているなら絶対にやった方がいいです。書類や説明だけではわからないことが、見るとわかります。

「決めた後」も変えていい

支援級を選んだとしても、その後で通常級に戻ることもできます。通常級から支援級に転籍することも可能です。「今の選択が一生続く」わけではないので、そこは少し肩の力を抜いて考えてみてください。

子どもは変わります。半年前の状態で決めたことが、1年後には最適じゃなくなることもある。大事なのは、定期的に見直す姿勢を持ち続けることだと、私はこの数年で学びました。

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